Boston Dynamics社、両足先端に車輪を搭載し異次元の運動能力を手に入れた二足歩行ロボット「Handle」を公開
次々と不気味なほど「生き物」臭い動作をするロボットを生み出している米・Boston Dynamics(ボストンダイナミクス)社が、今回新しく開発したのは両足先端に車輪を搭載した二足歩行型ロボット「ハンドル(Handle)」。電動バイクのような加減速、1mを越える跳躍力や耐荷重など驚くべき性能がよく分かる映像が公開されています。
Boston Dynamics社の新ロボット「ハンドル(Handle)」は、高さが約2m(6.5ft)の少々大きめのボディですが約15km/h(9mph)で移動することが出来ます。また跳躍力は約1.2m(4ft)あり障害物を飛び越えたり高い場所からの飛び降りも可能。一回の充電で約24km(15mile)の距離を動ける強力なバッテリを搭載し45kgの荷物を持ち運び出来るほどパワフルです。
動画はこちらから。
Introducing Handle – YouTube
1. 休憩中の姿勢はこんな感じにキレイに折りたたまれた状態
2. 高さは約2m。一応両足、両腕らしきものがあり、頭部を取り付けるとかなり大きなロボットになりそうです。
3. 旋回時はヤマハ・トリシティの前輪のような仕組みで体ごと傾けて曲がります。
4. 片足のみの段差。全く問題なく走行可能。
5. さらに約45kgの荷物も軽々と持ち運びすることができます
6. そして下り階段もこの通り。しっかりと衝撃を吸収し一気に駆け下りています。
7. 跳躍力は1.2m。助走をつけてジャンプするとテーブルの上に簡単に登れてしまいます。
瓦礫の上も歩ける不整地歩行ロボット「Atlas」はすでに開発済みのBoston Dynamics社。「平面に効率的な車輪、どこでも行けちゃう足」と、これはもう最強の足回りの組み合わせ。素早くどこでも歩ける二足歩行ロボット……無敵ですね。
ちなみに約8ヶ月前にBoston Dynamics社が公開した最新四足歩行ロボット「SpotMini」の映像はこちら。頭部を搭載し小型されているため生き物っぽさ全開です。
Boston Dynamics社、頭部を搭載し大幅に小型化された四足歩行ロボット「SpotMini」を公開
関連記事
ガレキの上で足元を探りながらバランスをとることができる不整地歩行ロボット「Atlas」のやたら人間くさい動画 - DNA
「鶴の拳」を習得してしまったGoogleの人型ロボット「アトラス(Atlas)」の動画 - DNA
どうみても殺戮ロボットのプロトタイプ、ボストン・ダイナミクス社製「PETMAN」の動画 - DNA
怖いくらい完璧に人間の赤ちゃんの動作をシミュレートしているロボット「アニマトロニクス・ベイビー」の動画 - DNA
カメレオンの舌を真似て「ドラえもんの手」のようにどんな形状のモノでもつかむ事ができるロボットアームが開発 - DNA
日本生まれのウルトラ・リアルな歯科トレーニング用ロボットの動画 - DNA