動力不要でいつでもどこでも座れるウェアラブルな椅子「アルケリス」
ずっと立っているのはそれだけで体力を使うもの。イスをどこでも持って歩きたい……というのは誰しも願ったことがあると思いますが、そんな夢に1歩近づけるかもしれない「身に付けるイス」を日本の企業が開発しました。
「アルケリス」は千葉大学フロンティア医工学センター 川平 洋博士・中村 亮一博士監修のもと株式会社ニットーが開発中のウェアラブルチェア。
関節付きギプスのように巻きつけることで、力を抜いても中腰の姿勢を維持できるようになっています。
最近の外科手術では指先の細かい動きが求められるため、立っているよりも座っているほうが精度をあげることができます。しかし同時に素早く移動することも求められるため、手術室にイスを置くというわけにもいきません。アルケリスは立つ・座るを素早く切り替えつつ、イスを持ち歩かなくてもよくなるという面白いガジェッットです。
Wearable Chair”archelis” / ウェアラブルチェア「アルケリス」 – YouTube
関節の動きを固めて中腰の姿勢を取りやすくする強化外骨格はすでに開発されていて、自動車組み立て工場でもこのように使用されています。より負荷の高い姿勢でもばちっと保持できますが、バッテリーが切れると踏ん張りがきかなくなってしまうのでその点はアルケリスに利点がありますね。
バッテリーの続く限り空気椅子可能なウェアラブルチェア「Chairless Chair」 – DNA
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