空港から戦場に向かうすべての兵士にハグを贈っていた「ハグ・レディ」にハグの恩返しが返ってきた。
以前、アメリカのとある空港から戦場に向かう、あるいは帰ってきた兵士たちにハグを贈っていることで有名な「ハグ・レディ」についてご紹介しましたが、惜しくも健康を崩してしまった彼女に、今度は兵士たちがハグを贈り返すべく、どんどん病院に集まっているそうです。
ハグ・レディことエリザベス・レアードさんは、テキサス州のフォート・フッドの空港で兵士たちにハグを贈り続けています。2003年から続けてきたこの活動によって、彼女は50万回ものハグを贈ったと言われています。
往く兵士・帰る兵士にハグと微笑みを与え続ける「ハグ・レディ」の動画 – DNA
フォート・フッドの第1騎兵師団のシンボルカラーのリボンをつけて、兵士にハグを贈るレアードさんのことは、このあたりの兵士なら知らないものはいない有名人。
しかしながら、2005年に発見されたガンは確実に彼女の健康を蝕んでいました。化学療法を拒否していたレアードさんは、2015年11月3日、とうとう入院することとなってしまいました。
そしてその日から、そのことを聞きつけた兵士たちが病室を代わる代わる訪れ、今度は彼らがレアードさんにハグを贈り続けているのです。
未だ現役の者は感謝を、復員した者は今の生活や仕事、家族のことなどなんでも話しているそう。集まりすぎて病院の外で待つことになる場合もあるとのこと。
時には遠くニューヨークから来る人もいるそう。多くの人達が、いつ彼女に出会ったのかを覚えているそうです。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領からの感謝状を持つレアードさん。ネットでは彼女の入院費用の寄付が受け付けられており、すでに9万4千ドル(約1千150万円)が集まっています。
戦地に向かう不安な兵士たちにとって、彼女の励ましは非常に大きなものでした。その大切さは、彼女の元に向かうあふれんばかりの人の数が示しています。
ソース:‘Hug Lady’ gave 500,000 hugs to returning soldiers — now they’re hugging her back – TODAY.com
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