まだあまり知られていない独特な姿が魅力的な野生ネコたち
ライオンやトラ、チーター、ヒョウにジャガーなど動物園で人気者のネコ科の野生動物たちとは違ってあまり有名ではなけれどもとても魅力的な野生ネコたちもたくさん存在しています。極寒の地に適応した肉球まで毛深い野生ネコや鋭く長い牙を持つ野生ネコなど、苛酷な自然に適用した独特の姿はまさにワイルド&ビューティーです。
スナネコ
北アフリカ・中東・中央アジアの砂漠に棲息する小型の野生ネコ。−5℃〜52℃の温度に耐えることが出来る。体長:39〜52cm、体重:1.35〜3.2kg。
1.
カナダオオヤマネコ
雪の中を移動するのに適した毛深く長い脚が特徴的なカナダの山猫。体長:76〜106cm、体重:5〜17kg。
2.
3.
クロアシネコ
アフリカ南部に位置するカラハリ砂漠のサバンナ地帯に棲息する現存する中で最も小さいネコ科の動物の一つ。自分よりも大きな獲物を狩るため、カラハリ砂漠に住むサン族に伝わる伝説ではキリンをも倒すと言われています。体長:36〜43cm、平均体重はオスが1.9kg、メスが1.3kg。
4.
マヌルネコ
中央アジアのスッテプ地帯に棲息する小型の野生ネコ。体長:46〜65cm、体重:2.5〜4.5kg。
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6. 独特の威嚇行動することで知られています。威嚇中のマヌルネコ。
カラカル
アフリカ、中央アジア、東南アジア、インドに棲息する中型の野生ネコ。名前の由来は「黒い耳」を意味するトルコ語から。強力な後ろ脚を持ち、3mジャンプし鳥を捕まえることが出来る。体長:55〜90cm、体重:8〜23kg。
7.
ウンピョウ(雲豹)
ヒマラヤの麓、東南アジア、中国の樹上に棲息する大型と小型の野生ネコの中間種。雲状の斑紋を持つことが名前の由来。体長:68〜108cm、体重:11.5〜23kg。
8.
9. ネコ科の動物で(体の大きさに対して)最も大きな犬歯を持つ。上顎犬歯は4cm以上もありネコ科最大種のトラとほぼ同じサイズ。
ベンガルヤマネコ
南アジア、東アジアに棲息する小型の野生の猫。特別天然記念物の「イリオモテヤマネコ」はベンガルヤマネコの亜種。体長:60〜83cm、体重:3〜6.8kg。
10.
ジャガランディ
中央アメリカ、南アメリカに生息。イタチやカワウソっぽい見た目が特徴。体長:55〜77cm、体重:3.5〜9.1kg。
11.
スナドリネコ
南、東南アジアに棲息する中型の野生ネコ。沼地などの湿地地帯に棲息し、ネコ科の動物としては珍しく魚を主食としている。名前の由来は英名のフィッシング・キャットから。体長:57〜78cm、体重:5〜16kg。
12.
サーバル
アフリカ・サハラ砂漠以南に棲息する中型の野生ネコ。耳が大きく鋭い聴覚を持ち土の中で動くネズミを感知することが出来る。体長:59〜92cm、体重:7〜18kg。
13.
ボルネオヤマネコ
ボルネオ島(インドネシア、マレーシア)のみに棲息する野生ネコ。1874年〜2004年までに捕獲された貴重な12頭の計測では、体長:50〜67cm、体重:3〜4kgである。
14.
オセロット
主に南アメリカの熱帯雨林に棲息する野生ネコ。体長:68〜100cm、体重:8〜18kg。
15.
16. サルバドール・ダリがペットして飼っていたことでも知られています。
参照:ワシントン条約が締結される以前のワイルドなペットたちの写真30枚
コドコド
チリの中央・南部に棲息する小型の野生ネコ。体長:37〜51cm、体重:2〜2.5kg。
17.
マーゲイ
中央・南アメリカの樹上に棲息する小型の野生ネコ。子ザルの声真似をして獲物となるサルを誘き寄せるて狩りをすることが最近発見された。オセロットと似ているがやや小型である。体長:48〜79cm、体重:2.6〜4kg。
18.
ちなみに野生の猫たちも家ネコたちと遠い親戚。なので見た目や大きさが違っていてもほとんど同じネコだということを教えてくれる動画がこちら。ただし、致命的な違いが存在しています。
どっちもかわいい家ネコと大型のネコ科の違いを詳しく教えてくれる動画(字幕あり)
ソース:12+ Rare Wild Cat Species You Probably Didn’t Know Exist | Bored Panda
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