カメラの絞り値(F値)・シャッタースピード・ISO感度の関係がひと目で分かるチートシート
最近はカメラにまかせて自動でパシャリ、でも結構いい写真が撮れてしまうものですが、やはり高級なカメラの性能を100%活かそうとすると絞り値(F値)・シャッタースピード・ISO感度の「カメラの露出トライアングル」の関係を理解しておかなければいけません。なかなか覚えられないこの3つですが、このチートシートを使えば瞬時にして理解することができます。
「Fotoblog Hamburg」の Daniel Peters 氏が製作した絞り値(F値)・シャッタースピード・ISO感度のチートシート。※画像をクリックすると大きいサイズ(1060×589)の画像が表示されます。
1. 絞り値(F値)
レンズの前の絞り板の開き具合を示し、絞り値を大きく(入ってくる明かりを少なくする)と暗く、全体にピントが合う写真となります。また逆に絞り値を小さくすると明るくピントの合う範囲が狭くなります。
2. シャッタースピード
シャッターが開いて光をイメージセンサに取り入れる時間のことを指します。早くすると動いているものが止まって見えるようになり、ゆっくりだと残像など残した表現をすることが出来ます。
3. ISO感度
イメージセンサが光を捉える強さを表した数値です。暗い場所でISO感度を上げることでフラッシュを使わない撮影が可能になりますが電気信号を増幅させる時のノイズで写真にざらつきが現れることがあります。
例えば暗いところで全体にピントが合った写真を撮影したい、となるとまず絞り値を大きくしなければなりません。しかしそれでは暗すぎるのでシャッタースピードをゆっくりにしますが、あまり遅いと手ブレするのでISO感度を上げておいて……とこの3つの値を色々上げたり下げたりするのですが、慣れていないとどれがどれだか分からなくなります。そういう時にこのチートシートを見れば、何がどう変化するのかすぐ分かるという仕組み。
絞り値(F値)・シャッタースピード・ISO感度についての詳細はニコンの「デジタル一眼レフカメラの基礎知識」に詳しい解説がありますので、こちらを参照してください。
フォトテクニック – デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | Enjoyニコン | ニコンイメージング
ちなみに実際にカメラのシャッターはどのように動作しているのかについていこちらの映像が参考になります。
カメラのシャッターの動きとはたらきを完全に理解できるスーパースローモーション動画
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