科学と技術

カメレオンの舌を真似て「ドラえもんの手」のようにどんな形状のモノでもつかむ事ができるロボットアームが開発


大きさや形状が全く違う虫をガッチリと絡め取るカメレオンの舌の仕組みを応用し製作されたロボットアーム「フレックス・シェイプ・グリッパー(FlexShapeGripper)」。先端が丸い形状をしたロボットアームに、あの有名な疑問「なぜドラえもんは丸い手でモノを掴むことが出来るのか?」に答えてくれる技術の登場を期待してしまいます。少なくとも少しは近づいたのではないでしょうか。

「フレックス・シェイプ・グリッパー(FlexShapeGripper)」は、ドイツの空気圧機器の世界トップメーカ「フエスト(Fest)」が開発した先端に内部が水で満たされたシリコン製キャップを装着したロボットアーム。メガネや複数の小さな金属玉など、様々な形状のモノを吸い取るようにして掴むことが出来ます。

1. 「フレックス・シェイプ・グリッパー(FlexShapeGripper)」の外観。何かを掴むことが出来そうにはありませんが。

2. 先端の形状を変化させることでモノを掴むことが出来る仕組み

3. 電池、鍵の束、ネジ、スマホ、コード、ピーナッツ、ペン……等々、何でも掴めてしまいます。

「フレックス・シェイプ・グリッパー(FlexShapeGripper)」のデモ動画はこちらから。
Festo – FlexShapeGripper (English) – YouTube

様々な形状のモノを掴むことが出来る機能はもちろん、素早くモノを集める事が出来る機能や一度の動作で複数のモノをつかむこと出来る機能など、今後の工場でに活躍が期待されます。

また、こちらの映像は「フレックス・シェイプ・グリッパー(FlexShapeGripper)」のヒントとなったカメレオンの舌をスローモーションで観察することが出来ます。
[閲覧注意]カメレオンのものすごい舌が獲物をとらえまくるスローモーション動画

ソース:FlexShapeGripper | Festo Corporate

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