日本のサブカルをポップなイラストで彩ったイラストレーターの水玉螢之丞さんが死去
サブカル界隈の話題を扱うイラスト付きの洒脱なコラムや小説・雑誌の挿絵で知られるイラストレーター、水玉螢之丞(みずたま・けいのじょう)さんが12月13日、入院先の病院で亡くなったことが分かりました。本人のTwitterアカウントで、螢之丞さんの夫が報告されました。
12月13日、妻・螢之丞が入院先の病院で永眠いたしました。
生前、特に長期入院中は、Twitterが闘病の支えのひとつにもなっていたようです。みなさまのご厚誼に感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。
なお、葬儀は、故人の希望もあり、親族のみにて執り行いました。
— 水玉 螢之丞 (@miztama1016) 2014, 12月 15
直接お伝えしたくても、私には連絡先がわからない方も多いため、このような形でのご報告にさせていただきました。
お世話になった方、仲良くしてくださった方、本当にありがとうございました。
— 水玉 螢之丞 (@miztama1016) 2014, 12月 15
水玉さんはPC-88やMSXが大活躍していた時代からのパソコン雑誌や「ファミコン通信」などのゲーム雑誌、早川書房の「SFマガジン」など、少し年上のサブカルファンの目に触れるあらゆるメディアに寄稿。
くっきりとした描線のポップな人物像に、独特な描き文字がはいったイラストコラムを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
水玉螢之丞先生といえば、古いパソコンオタだと断然こっちの印象です。ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/rGxDZfyBxr
— ロマのフ比嘉P (@romanovh) 2014, 12月 15
ゲームのキャラクターデザインや小説の挿絵なども多く、ふと手にとった本の中で見かけることもたくさんありました。最近では橙乃ままれ作の小説「まおゆう魔王勇者 」では、キャラクター原案者としてそのセンスを発揮されていました。
他にもあらゆるサブカルチャー全般で幅広く活動されており、水玉さんの影響を受けた人は大変な数になります。改めてご冥福をお祈りしたいと思います。
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