火星への有人探査が一歩前進、NASAの次世代有人宇宙船「オリオン」の試験機打上の写真と映像
2014年12月5日07:05(東部標準時)、NASAがスペースシャトルの代替として開発中の有人宇宙船「オリオン」の試験機打上テストがフロリダ州にあるケネディ宇宙センターに併設された国防総省宇宙ロケット基地「ケープカナベラル空軍ステーション」から行われ無事成功しました。火星への有人探査への第一歩となる歴史的なシーンを撮影した写真や映像です。
この無人のオリオン試験機の打ち上げは「EFT-1(Exploration Flight Test-1)」と呼ばれており、人工衛星打ち上げ用ロケット「デルタ IV」に搭載されて打ち上げられ、予定されていた地球の軌道を2周する4.5時間の飛行を終え太平洋に着水しています。
NASAが公開した「オリオン」の試験機打上映像です。
Orion Soars on First Flight Test – YouTube
NASAの公式Twitterアカウントが「オリオンの試験打ち上げは、火星探査への重要な一歩である」とイラスト付きでツイート。
#Orion's test is a critical step on our #JourneyToMars. Learn more about how we'll get there: http://t.co/uBW9mDoTss pic.twitter.com/bsZi0MQnEj
— NASA (@NASA) 2014, 12月 5
「デルタ IV」を製造しているユナイテッド・ローンチ・アライアンス社によって撮影された打上の連続写真です。
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写真ソース:United Launch Alliance
宇宙船「オリオン」はシャトル型ではなく、技術や費用などを考慮し70〜80年代のアポロ計画で使用されていた従来のカプセル型。現段階では様々なな課題やハードルが多くありますが、2030年代には火星探査が実現する予定となっています。
そしてFilickerの「NASA Orion Spacecraft」アカウントでは宇宙船オリオンに関するたくさんの写真が公開されており、アメリカ海軍の揚陸艦「USS アンカレッジ」にて回収中の海に浮かぶオリオンもあります。
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今回のミッション「EFT-1」のたくさんの写真は「Exploration Flight Test 1」で公開されています。
また、アメリカで「オリオン」の打ち上げが成功する2日前(2014年12月3日)の日本では小惑星探査機「はやぶさ2」が種子島の宇宙センターから打ち上げられています。約4年後の2018年に小惑星に到着・情報収集後、東京オリンピックが開催される予定の2020年に帰還する予定です。
JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」
ここちらは小惑星探査機「はやぶさ2」の打上映像。6年後が楽しみですね。
LIFTOFF! HAYABUSA2 – YouTube
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