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肥満人口の増加で「交通事故テスト用ダミー人形」も太めになりつつある


食べ物が手に入らないこともあった原始時代から人間はそれほど進化していないので、現代の先進国では食べ過ぎによる「肥満」の人が増加しているわけですが、そのため交通事故のテストに用いるダミー人形も、太めのものが使われるようになっているそうです。

今まで使われていた169ポンド(約76kg)のものから60%ほど増量されたHumanetics社製273ポンド(約123kg)のダミー人形。単に重たくしただけではなく、体型のほうも忠実に再現されています。

アメリカの成人の肥満率は1980年ごろは15%ほどでしたが、最近では40%まで上昇。肥満の人は交通事故での死亡率が78%も高くなるので、こうした肥満ダミーでクラッシュテストを行わなければいけません。

少し前だと、保険関連の予算を圧縮という面から対肥満政策が語られていましたが、それらに加えてこうした交通安全など他の面からも検討が必要なのかもしれません。小型機の運用が多いサモア航空機では、体重別に運賃が設定されていますが、同じような動きが他の業界でも現れるのではないでしょうか。

ソース:As Americans Get Fatter, Crash Test Dummies Have To Get Fatter, Too | Co.Exist | ideas + impact

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