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トラブル満載だったAppleの「iOS 8.0.1」の品質保証担当者はあの「iOS 6」の「Map」の担当者と同一人物と報道


ハイテクを扱うIT企業といえども、最後はやっぱり人間がカギを握るということなのでしょうか。iPhone 6と同時にリリースされたトラブルだらけの「iOS 8.0.1」は、実は「iOS 6」の「Map」の担当者と同一人物と報道されました。

「iOS 6」からは地図アプリが従来の「Google Map」からApple独自の「Map」に変更となったわけですが、このようにすさまじい表示が続出したり、地名表示がものすごくずれていたりなどしばらくは役に立たない状態が続きました。

米ブルームバーグはApple内部関係者の談話として、この「Map」で品質保証チームの担当者だった人物が異動となり「iOS 8」の品質保証を担当していたと紹介しました。

「iOS 8.0.1」は公開後トラブルが多数報告されたため即座に公開停止、ダウングレードの後「8.0.2」がリリースされ事態は一段落しましたが、Appleほどの大企業が、たった一人の、しかもあったかどうかわからないミスでこのような低品質のプロダクトを表に出してしまうことはありえません。

Apple社のiPhoneは多種多様な端末に対応しなければならないAndroidと違ってハードウェアの仕様が決まっており、その分開発は容易なはずです。それでもあのようなトラブルが発生するということは、かなり開発スケジュールがタイトになっていることが伺えます。

米ブルームバーグはまた、Apple社の機密保持の厳しさについても指摘。社内でも情報は規制され、ハードウェアに触れられる人物が限られているため開発に支障が発生している可能性を示唆してもいます。

今のところiPhoneのマイナーチェンジは1年毎、メジャーなアップデートは2年ごととなっていますが、Android陣営は多数のメーカーが参加し、毎年様々な端末がリリースされることとなっています。それらに負けないような魅力ある端末をこのペースでリリースするのはそろそろ限界が近づいてきているということなのかもしれません。

ソース:Apple’s IPhone Software Snafu Has Links to Flawed Maps – Bloomberg

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