コスプレで銃を持つ人は見ておきたい「安全に銃を取り扱う方法」講習用動画(字幕あり)
軍隊をテーマにしたゲームが流行している昨今、サバイバルゲームやコスプレなどで銃を手にする機会が増えましたが、管理が甘いことも多く怪我をする/させる可能性も高まりました。危険を避け、誰かに不愉快な思いをさせないよう、基本的な銃のルール・マナーを教えてくれる動画です。
下の「Select Language」タブから「Japanese」を選択して再生すると字幕が表示されます。動画が表示されていない場合は、何度か「F5」キーを押してページの表示を更新してみてください。
「4つのベーシック・ルール」
アメリカの近代射撃術の祖、ジェフ・クーパーは銃器の安全管理について以下の4つを「ベーシック・ルール」として挙げています。
1. すべての銃は常に装填されている。もしそうでなくとも、そうだと思って取り扱うこと。
2. 破壊したくないものに銃口を向けないこと。(弾が入っていないから安全だ、と主張する人はルール1を読みなおすこと)
3. 狙いがつくまでトリガーから指を外しておくこと。これは絶対のルールである。暴発の60%はこれが原因である。
4. 撃とうとしているものが何なのか、そしてその前後に何があるのかよく確かめること
。確かになるまで決して射撃しないこと。
しかし、頭でこれが分かっていても事故は発生します。
「銃の事故」はいつでもどこでも発生する
先日、日本の防衛副大臣が「ゴム製の模擬銃の銃口を人に向けた」と騒ぎになっていました。ハサミや包丁と同じように、人に銃口を向けるのは非常識なことです。でも身近に銃がない日本ではなかなか意識することができません。
実際のところ訓練された人でも時にミスをするほど銃の安全管理というのは大変です。
例えばこれはアメリカの銃器スクールのインストラクターであるJames Yeager氏が銃口の前に出るというのは安全意識に欠けると批判された時のもの。
LiveLeak.com – James Yeager poor training video
銃口が体のほうを向いているのにトリガーに指をかけてしまったので自分の足を撃ちぬいてしまった人。
Original Upload, I Just Shot Myself! – YouTube
講演中、弾が入っていないと思っていた銃から発射されてしまいパニックになる事故。
DEA agent accidental discharge in classroom teaching safe gun handling – YouTube
そういうわけで知識を学ぶだけではなく実際に銃を手に持った安全講習が必要ですが、日本ではなかなかそういう機会がありません。
知識と実際……「安全のための練習」が必要
実弾射撃の元世界チャンピオンで現在はエアソフトガンを使った競技の普及につとめている堺達也氏は、18歳以下の競技者に対しエアソフトガンの安全講習会・検定を行っています。
マックエアガン検定の紹介・マック堺のガンシューティングを安全に扱う基本的な動作の紹介です。 – YouTube
日本では実銃競技者やハンター以外ではこの手の講習会に参加する機会がなかったのですが、最近ではエアソフトガンの人口増を受け、草の根で講習会を開催しているグループも増えたようです。大人でも参加できるこのような会が今後は増えていくのではないでしょうか。
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