150ドルで自作するオープンソース版ヘッドマウント3Dディスプレイ「OpenVR」
レンズを使って像を歪めることで、110度という非常に広い視界の3D映像を見せることに成功したヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift」が大きな注目を集めていますが、今これを自作しようというムーブメントが世界中のギークの間で巻き起こっています。
「OpenVR」はごく簡単に手に入る材料で作ることができる「Oculus Rift」。ごくごく大雑把にいうとレンズ付きのゴーグルに液晶ディスプレイをくっつけたものとなります。背面に見えているのが液晶ディスプレイのコントローラー。
本体を3Dプリンターで出力したり、頭の動きを検知して視点を動かす「ヘッドトラッキング」などの操作にArduinoを使うことによって「ネット越しの生産性」と言うべきものがとても高くなっており、誰でも簡単にバーチャル・リアリティの世界を体験することができます。
初期の試作品。こうした箱や回路を自分で設計しなくとも、既成品を買ってつなぎ合わせればよいというのは、ネット時代・オープンソース時代っぽいです。
ヘッドトラッキングの追随速度もかなり速いような感じが、こちらのデモからも伺えます。
DIY Rift Portal Head Tracking Test – YouTube
現在Oculus Riftは世界のギークに最も注目されているガジェット。それだけに自作した人もたくさんおり、日本でも色々なアイディアによる作品が公開されています。
こちらの自作Oculus Riftは約9000円で作られたものらしい。
OculusRiftを自作してみた2 – ニコニコ動画:GINZA
100均ショップで揃う材料と7インチのAndroidタブレットだけで動作する「FakeRift」。画像の出力、処理、傾きセンサーなどはタブレットに内蔵されているので完全ワイヤレス動作が可能なのがウリとなっています。
FakeRiftクラウドファンディングのためのメモ|kinneko|note
映画業界でも「3D」によって来客と客単価の向上を計っていますが、ゲーム業界でも事情は同じようで、立体視界はよりカジュアルなゲーマーにウケがよいことから様々なゲームがOculusRift対応を表明しはじめています。
ソース:OpenVR – 2 : Software | Ahmet YILDIRIM
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