男性は自分の性的魅力を「セクシーな声色」で表現するのがヘタであることが判明
自分が性的にイケているということをアピールするには、肌の露出を多くしたりなどいろいろな方法があるかと思いますが、声色で表現することについては、男性は女性よりもヘタな傾向があるということがオルブライト大学の研究者達によって明らかになりました。
これは非言語的コミュニケーションの研究を扱う「Journal of Nonverbal Behavior」に掲載される論文。アメリカ・オルブライト大学の心理学教授、スーザン・ヒューズ博士らの「意図的な音声の操作における受容とパラメーター」という、声色の研究の中の一部です。
研究では「性的魅力」「支配力」「知性」「自信」の4つの声色と、それらがどのように受け入れられるかが調査されました。40人(男女同数)が実験に参加して、4種類それぞれのサンプルを録音。さらに他の40人がこのサンプルを評価して点数をつけました。
さてこれでどのような結果が現れたのでしょうか。「性的魅力」つまりセクシーさを表現するにあたって、男女両方共しゃべるのがゆっくりとなり、声色も低いものになりました。そして採点の結果、女性のほうが男性よりも性的魅力を表現するのがうまいことがわかったのです。
この結果は現在の男女関係に関する社会的・文化的な影響を大きくうけています。今のところ男性は女性を選ぶにあたり肉体的・性的魅力を重視しているため、これに対応して女性もそれを表現するのが上手くなっているのではないか、と考えられます。
この結果からは逆に、現代社会で女性は男性のどの部分を評価しているのかということも分かります。評価者が女性の場合、男性が発する「自信」の声色によりよい点数をつけたそうです。いろいろな意味での社会的成功とそれによる安定が重視されていることが見て取れます。ちなみに評価者が男性だった場合、男性の「自信」の声色にはあまり高い点数がつかなかったとのこと。競争相手となる同性は、声色のウソをうまく見分けることができるということでしょうか。
ちなみに「知性」「支配力」については男女同程度の結果が得られました。男女同権が進む中ならではの結果といえそうです。筆者はスピーチ、演劇など様々な分野のボイストレーニングをより効率よく行えるようになるのではないかと考えているようです。
ソース:Her Voice is Hot – His is Not
Women Can Put on a Sexy Voice, Men Can’t | Nerve.com
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