2014年にリリースされる「500ccハーレー」Harley Davidson Street 500/750の画像やレビューいろいろ
アメリカのバイク文化の象徴的存在、ハーレー・ダヴィッドソンが昨今の「小排気量ブーム」に投入する「500ccハーレー」、Street 500/750のスパイ画像やレビューがそろそろ出てきているようです。
「2014 Harley-Davidson Street 500/750」は、インド、東南アジア、南米と言った世界の新興市場を狙う「世界戦略車」である一方、同社から完全新車としてリリースされる13年ぶりの車両となります。
1. これまでハーレーは「ライディング・エクスペリエンス」つまり乗ること・所有すること自体を楽しむべくブランドイメージを作ってきましたが、今回はとにかく数をリリースすることに注目しているようです。
500cc/750ccの液冷Vツインエンジンを新設計のシャーシに搭載。こちらはアメリカのMotorcycle Safety Foundation(二輪車安全協会)に、試験用車両として持ち込まれたもの。教習車として採用するためのテストに用いられたそうです。
試乗した教官によれば、他の500ccクラスのバイクと比べるとかなり重たいため、低速でのフルロックターンの際はややふらつくそうですが、それ以外は非常に自然(natural)な乗り心地とのこと。教習車としては色がついていないほうが扱いやすくていいですね。
2. こちらはインドで目撃されたスパイショット。かなり長距離のライディングテストが行われているようです。部品はインド生産、組み立てはミズーリ州の工場になるということです。
3. EICMAで公開された画像。これまでのハーレーと違って樹脂パーツが多用されており所有する喜びについてはあまり期待できなさそう、というレビューです。「カスタムの余地が残っている」という言い方もできるところです。
レビューでは「the lack of sensation」、おおっとくるセンセーショナルさが欠けているとしています。ハーレーファンが2台目、3台目として買うには物足りないが、これまでバイクに乗ったことのない人たちには、なるべくニュートラルな性格の方があうのでしょう。Street 500/750が新しいファンを発掘してくれることを願ってやみません。
ソース:World Exclusive: 2014 Harley-Davidson Street 500 Review | RideApart
関連記事
ハーレー・ダヴィッドソン、500ccのVツインエンジンを搭載した「入門向け」バイクをリリースか - DNA
ツインジェットエンジンで生まれ変わった1929年製ハーレー・ダヴィッドソン - DNA
ハーレーダビッドソンがキャンプファイヤーで大活躍し大喝采を浴びている動画 - DNA
ノートン・フェザーベットフレームにハーレーのVツインエンジンを積んだハイブリッドバイク「Norley」 - DNA
その名は「ハーレー殺し」、70年代最速のドラッグレーサーバイク「Hogslayer」 - DNA
自分でカスタムしたハーレーダビッドソンでイタリアの山々を駆け巡る動画 - DNA