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「匂い公害」判定士が使う匂い収集機「Nasal Ranger」がかっこいい


プロのための道具は、一見何に使うのかよく分からないものがたくさんありますが、匂い公害を判定する人たちが使うこの「Nasal Ranger」はなんともいえない迫力にあふれています。


コロラド州では嗜好品として大麻の使用が認められ、さらに大麻販売の売り上げに課税する動きもあるのですが、畑や煙からの「匂い」が郊外として問題となっています。

隣人のピザ焼き窯や下水、ゴミ処理場など「匂い」の公害は後を絶ちません。「匂い」の検出を定量的にやるのはなかなか難しいのですが、保健当局では訓練された匂い判定士が「Nasal Ranger」と呼ばれるこの器具を使って判断を行います。

Nasal Rangerの内部図解。上下の炭素フィルターからは無臭の空気が、前面からは有臭の空気が入ってきます。前面のダイヤルを絞ると、有臭の空気の割合が減っていくしくみ。無臭:有臭=7:1で匂いを感じられるかどうかが基準となっているそうです。

動画はこちらから。
▶ Nasal Ranger sniffs out marijuana odors – YouTube

20世紀初めごろに使われていた「聴音レーダー」を思い出しますね。超巨大集音器で敵の飛行機の音をキャッチするというもの。写真は1921年、アメリカ・フォートマクナールの陸軍大学前に設置されたものです。

ソース:When pot smells in Denver, the Nasal Ranger goes in to investigate – The Denver Post

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