中国本土でゲーム機の販売解禁、13年ぶりに
中国といえば謎のコピーゲーム機やら海賊版ゲームデータがバシバシ売られていて、結構なゲーム天国としか思えないのですが、実はゲーム機の販売は法律で禁じられていたのです。
従来の経済特区を拡張する上海の自由貿易区では、様々な経済的規制が取り払われる予定で、その中にはFacebookやTwitterなど思想的理由で禁止されていたWebサービスも含まれます。
全人代ではこれらに加え、自由貿易区において家庭用ゲーム機の販売も許可することも決定しました。
新たに許可されるゲーム機の販売においては、文化省によるハードウェアの認定を受けなければなりません。この認定基準については不透明で、何が許可されないのかはまだ明らかになっていませんが、ゲーム機製造各社は巨大市場が公式に門戸を開いたことに期待感を表明しています。
中国では「子どもの成長に悪影響を与える」として、2000年から工場での組み立て以外の一切のゲーム機輸入・輸出を禁じていました。そのため多くの人はPCゲームで遊んだり、また一部ではブラックマーケットを通じて入手していた人もいるようです。また近年は若年層においてゲーム機とはみなされないスマートフォンでのゲームが流行しています。
またゲーム機の組み立てはFoxconnやFlextronicsといった中国本土の工場が主流であり、中国はゲームの一大生産・消費地でもあります。こうした市場を有効に利用するとともに、「開かれた中国」というメッセージを伝えたい指導者層の思惑が背景には存在します。
ソース:China likely to lift foreign game console ban | South China Morning Post
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