科学と技術

お風呂の水面をタッチパネルにしてしまうプロジェクションシステム「AquaTop Display」


日本人は世界でも類をみないほどのお風呂好き。たとえ忙しくてもお風呂の時間を確保するため、タブレット端末などを持ち込んで情報処理をする人もいます。それなら広大なお風呂の水面にスクリーンを映し出して巨大なタッチパネルにすればいいのでは……という「AquaTop Display」が電気通信大学大学院情報システム学研究科の小池研究室で開発されました。


プロトタイプ全景。プロジェクターの映像を、入浴剤を入れた水面で反射させる仕組みです。

手の指や腕の位置はKinectで検出。

水面は赤外線を反射するため、Kinectカメラのよい背景となっています。

普通のタッチパネルと違い、水の動きが手に伝わるのでアイコンを「流す」動きも自然にできます。

またアイコンを「手ですくう」とか「水に沈める」といった動きも検出できるので、ユーザーインターフェイスに様々な応用が考えられます。

ゲームへの応用も可能。

防水スピーカーを沈めておくことで、ゲーム中で爆発が起こった時に水面を震わせる、といった反応も可能です。複数もちいることで、タッチへのフィードバックもできます。

動画はこちらから。こんなお風呂があったらぜひ行ってみたいですね。
AquaTop Display – YouTube

ソース:AquaTop Display

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