科学と技術

よみがえるホンダの1989年、アイルトン・セナの鈴鹿最速ラップの走りを光とエンジン音で完全再現した映像


伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナの走りを全長5807mの鈴鹿サーキットにスピーカとLEDを設置して完全再現したホンダ謹製動画「Sound of Honda – Ayrton Senna 1989」です。ホンダ渾身の感動必至映像です。


F1レースが最も過激で最も面白かった80~90年代、アイルトン・セナは3度のワールドチャンピオン、65度のポールポジション獲得など「史上最高のF1ドライバー」と言うにふさわしい成績を残しています。

1989年、F1日本グランプリ予選での鈴鹿最速ラップ「1分38秒041」は当時ホンダが予測していた最速シミュレーションよりも速いものでした。このレース中に採取されたデータをもとに、今回ホンダはセナの走りをデジタル技術で仕上げんするプロジェクトを立ち上げました。

F1マシン「McLaren Honda MP4/5」のエンジン音を収録し、ブレーキングやギアチェンジ、さらには1秒間に何度もアクセルを開閉した「セナ足」の微妙な音のゆらぎに至るまで再現、実際のタイムに合わせてコース上のLEDを光らせその軌跡を浮き上がらせます。

動画はこちらから。
Sound of Honda Ayrton Senna 1989 – YouTube

そして、こちらが「Sound of Honda – Ayrton Senna 1989」を詳細に解説したアツい動画です。
【プロジェクトムービー】Sound of Honda – Ayrton Senna 1989 – – YouTube

1. 「あの日、セナが残した1分38秒041の走行データが現存する。」

2. 「McLaren Honda MP4/5の実際のエンジン音を様々な回転数で収録。」

3. 「走行データに刻まれたあの日の軌跡から、24年前のエンジン音が蘇る。」

先日ホンダ(ヨーロッパ)が公開した「「世界のホンダ」の技術者たちの65年間を約2分に凝縮した公式動画「Honda Hands」」も非常にアツい内容になっています。

1994年サンマリノGPの事故、私達の手の届かない場所に走り去っていったセナの妙技と、それを支えたホンダの技術者達の魂が実に感動的な動画です。

こちらが再現元、1989年の鈴鹿の予選でセナ(右側)が叩き出した最速ラップ動画です。2位のプロスト(左側)との走りと比較したものですが、一見プロストのほうがスムーズなのに随所で差がついていくのが不思議です。
Senna vs Prost – Suzuka 1989 qualifying – YouTube

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