科学と技術

骸骨が浮遊しているかのような、コウモリが飛行している姿をX線で捉えたスローモーション動画


「どのようにしてコウモリが空中を飛んでいるのか?」という研究者たちによる疑問を解き明かすため、X線撮影され骨格までよく分かるスローモーション動画です。概括が浮遊しているかのような映像にちょっと不思議な感じがしてしまいます。

コウモリの飛行できる仕組みが丸見えとなっています。動画はこちらから。
X ray video reveals bat’s flight trick – YouTube

これらの実験・撮影を行ったアメリカ・ブラウン大学の Nicolai Konow 氏によると「小さな哺乳類が飛び立つ瞬間や飛びながら高度を上げていくための翼の力がどのように作られているのかはっきりとわかっていいない」とのこと。しかし、X-Ray Reconstruction of Moving Morphology(XROMM)のカメラシステムでその動作をはっきりと撮影できたことによりコウモリが飛行出来るメカニズムの一端が解明されています。

1. こちらがブラン大学のX-Ray Reconstruction of Moving Morphology(XROMM)

大きなエネルギーが必要な時のためコウモリが飛び立つ前に上腕二頭筋や上腕三頭筋の腱にエネルギーをためていることが判明。この能力はコウモリ特有のものと考えられています。また、この発見は小型飛行機やその他の乗り物への応用により、いろいろな乗り物の新たな進化が期待されています。

XROMMで撮影されたその他の動物たちの動画です。

こちらはアヒルがエサを食べているスローモーションX線動画
XROMM: Duck Feeding: Slow motion x-ray movie – YouTube

イグアナの呼吸を捉えたスローモーションX線動画です。
XROMM: Iguana Breathing: Biplanar x-ray video – YouTube

ちなみに「人間が空港の荷物検査機の中を通り抜けるとこんな風に見える」ようです。

ソース:Stunning X-ray video captures a bat in flight | Science Recorder

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