ネット・PC

1977年のインターネットはこんなにも狭かった……ネット上の端末すべてを掲載したマップ


現在私たちが「インターネット」と呼んでいるものは、元々アメリカの国防総省と大学機関の間で構築されていた「ARPANET(アーパネット)」をベースとしたものです。今では何億台というマシンが接続されていますが、1977年のARPANETは、それはささやかなものでした。


1977年のARPANETの論理マップ。これで終わりです。
ファイル:Arpanet logical map, march 1977.png – Wikipedia

ARPANETは、高性能なコンピューターが一部の研究施設にしか存在しなかった時代に、研究者たちが遠くにあるマシンを使えるようにするためのものでした。

その昔、マシンとマシンが通信するには無数の切り替えスイッチをつないで直接1本の電線でつなぎ、ひとまとめの情報を送り出すという「回線交換方式」が必要でした。

ARPANETでは「情報をバラバラにして、いろいろなマシンを経由して送り出して相手先で組み立てる」というパケット通信の基礎を開発し、インターネットの母体となります。

今ではなくてはならないレベルの存在なのに、最初はこんなにも小さいものだったというのが驚きです。

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