AR(拡張現実)技術で誰でもメカニックに変身させることができるアプリケーションの動画
自動車に用いられている技術は日進月歩ですが、これを修理する人間のほうは一足飛びに進歩するわけにはいきません。AR技術を応用してiPadにリアルタイムで修理マニュアルを表示させながら、手順を確認できるこのアプリケーションなら、整備士の技術習得の時間を短縮可能です。
修理する際はこのようにiPadをエンジンルームに向けて、中身にカメラを向けます。
しばらくしてスキャンし終わったら、このように修理メニューが現れます。なお、AR技術でよく見かける「マーカー」をパーツに貼りつける必要はありません。パーツの形状を認識して、画面内のどのパーツがなんなのかを表示することができます。リアルタイムでこれができるというのは、技術は確実に進歩していますね。
右側の「整備メニュー」を選択すると、どのパーツをどのように動かすのかも順番に表示されていきます。
動画はこちらから。
ARmedia Augmented Reality 3D tracker (Ford Ordinary Maintenance) – YouTube
一人でたくさんの車種を扱う機械整備士の負担を軽減できるほか、料理教室アプリや、医者の手術の指示など様々な応用が考えられます。
AR技術を使った動的な整備マニュアルについては、航空機や軍用車両など複雑な機械を扱う現場での導入について研究が進んでいます。こちらは2010年にコロンビア大学の研究者が開発したARMARシステム。
海兵隊でのテスト動画はこちら。ヘッドギアのIRマーカーを車内に10個設置したカメラで検出し、頭の位置や視点を検出していました。ARmediaのものはカメラの画像から車のパーツを検出しているので、こうした設備がなくても使えます。
Augmented Reality for Maintenance and Repair – YouTube
ソース:Augmented Reality 3D-Tracking App Makes You an Expert Mechanic [VIDEO]
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