どこでも空から現れるロシア軍の「空挺従軍司祭」たち
日本で「空の神兵」といえば第2次世界大戦中に大いに宣伝された空挺部隊の呼び方ですが、ロシア軍には宗教熱の高まりを受け、どこにでも展開できるよう従軍司祭にパラシュート降下の訓練を施しているようです。
これは2013年3月に、空挺学校の生徒と合同で行われた降下訓練の様子。
普通の兵士とは違い、ヒゲを伸ばしています。正教会の司祭の伝統です。
空中からパラシュートを背負って飛び降りるため、厳しい練習が行われます。
実地の訓練へ。
部隊の移動にともない、どこにでもついていかなければならないのでこうした特殊な訓練も欠かすことはできません。
移動式の「ポータブル教会」も投下。
以前コンテナ式の教会モジュールも紹介しましたがこちらは空気を入れて膨らませる方式。
イコンなどの祭司用具も投下されます。
これを膨らませると……
聖堂に。
軍隊という合理的な組織にこうした配慮があるというのは面白いものですが、生き死にに直結する仕事では、私たちが考える以上に宗教の存在は大きいようです。
動画はこちらから。
Russian Paratrooper Priests Jump with Mobile Cathedral – YouTube
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