たぶん世界初、メールに気を取られて燃料補給を忘れたヘリが墜落
なにか事故が起こってしまったら、対策しなければいけません。しかしここまでスカタンな事故だといったい何を気を付ければいいのか……パイロットがメールに気を取られてヘリのチェックを怠り、燃料切れで墜落してしまうという、おそらく世界初の事故が発生しました。
事故があったのはアメリカ・ミズーリ州。病院から患者をヘリコプターで移送する最中、燃料切れで牧草地に墜落、4人全員が死亡しました。
墜落した原因は操縦ミスでも故障でもなく、なんと燃料が切れたためということが判明。普通ならまずありえないミスなのですが、その後の調査によればパイロットはメールに気を取られており、うっかり残量をチェックしわすれたのではないか、ということが分かりました。
病院に到着した際に残量をチェックするチャンスはあったはずですが、パイロットは勤務1年目でミスを報告したくなかったのでは、と推論されているようです。
また、ヘリコプターのエンジンが空中で停止した際は「オートローテーション」という操縦法で比較的ゆっくり着地させることも可能で、ライセンス取得の際に必ず学んでいるはず。しかしパイロットの記録によればシミュレーターでの訓練が足らず、操作が間に合わなかった可能性が指摘されました。
ものすごく細かいミスが積みあがってしまった不運な事故、としかいいようがない事故でどこまで対策に踏みこめばいいのか、現場も苦慮している様子です。
ソース:Pilot texting a factor in deadly copter crash – CNN.com
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