NASAがやっている「アルマゲドン」を使った管理職研修がすごい
ブルース・ウィリス扮する石油採掘技術者がNASAにスカウトされ、まさに地球に落下せんとする隕石を破壊するミッションに旅立つという映画「アルマゲドン」はすさまじい予算をかけた贅沢なSF西部劇なわけですが、実はアメリカ航空宇宙局NASAはこれを管理職候補の研修に使っているのです。いったい何をしているのでしょうか?
NASAでは管理職候補に研修を行いますが、そのうちの一つがブルース・ウィリス主演「アルマゲドン」を見ること。
劇中のNASAの研究者たちは地球を襲う隕石をヘナヘナなアイディアしか出せないのギークなのですが、別にこれを見て「NASAの職員としてやってはいけないこと」を勉強するわけではありません。
このトレーニングは「この映画の中にいくつ科学的な間違いがあるか発見する」ためのもの。NASAといえばアメリカでも「ベスト・アンド・ブライテスト」、秀才中の秀才が集まるところですから「アルマゲドン」のウソくらいは一発で見抜けなければチームをまとめることはできません。
ちなみに現在までに「小惑星の重力は体が浮き上がってしまうくらい小さいはずなのにシャトルの中には重力がある」など150分の上映時間の間に168の間違いが発見されているそうです。1分に1回間違いがあるので、解答するほうも大変ですね。
ソース:Sign in to read: Feedback – 01 September 2007 – New Scientist
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