iPhoneのWi-Fi感度を最大5割向上するケース「Linkase」
大きなアンテナを積めば感度は上がりますが、小さく薄くがトレンドのスマートフォンではなかなか難しいものがあります。これを解決するのがこの「Linkase」。昔の携帯電話についていた「伸びるアンテナ」のような形状の導体で、電波を本体のアンテナに伝えます。
「Linkase」は台湾のAbsolute Technology社が発売したiPhone5用ケース。確実にグリップできるレザー調のコーティングがされており、そして背面に電波を増幅する「EMW」が埋め込まれています。
「EMW(electro magnetic waveguide)」を展開したところ。中にはおそらく導体が充填してあって、周りの電波が中を伝わっていくようになっていくと思われます。本体のアンテナとは電気的につながっていないので電波法には抵触しません。
スマートフォンは握った手で電波をさえぎってしまうので、こういう形状のほうが受信・送信とも有利になりますね。
メーカーによる比較。灰色がノーマル状態、青文字がLinkaseを用いたWi-Fiの速度比較テスト。ノーマルでは通信できなかったZ Bathroom(トイレ)でも通信できています。
カラーはブルー、レッド、グレー、ホワイト、ブラックの5色展開。日本ではプラネックスが販売しており、一つ4980円でAmazonやダイレクトサイトから入手可能です。
ソース:Absolute Technology | Linkase : Signal Enhancing Cases for Smartphones and Tablets
関連記事
Wi-Fiや携帯電話の電波を通さない壁紙がフランスで開発される - DNA
周波数帯一気に2倍、同じ周波数の電波で同時に送受信する技術をスタンフォード大学の研究者が開発 - DNA
ロシアの物理学者が、大気圏再突入時の「ブラックアウト」を解決する方法を発見 - DNA
発展途上国にDIYで無線インターネットを提供するオープンソースプロジェクト「FabFi」 - DNA
「張り込み用対人レーダーPR200cの使い方」の図がなんだかおかしい - DNA