大気汚染で地獄のようになってしまった中国の都心部の写真いろいろ
2013年初頭から繰り返し報じられている中国・北京の大気汚染の悪化はとどまるところを知らず、現地政府は一部工場の操業停止や政府関係自動車の使用中止などで対応しているものの抜本的な対策を打ち出すには至っていません。このまま春になり「黄砂」が日本に飛来する季節になってしまうと……隣の国がこんなことになっているというのは恐怖以外のなにものでもありませんね。
1. まずこちら。2013年1月3日の北京上空からの衛星写真。地形が細かく見えています。
2. そしてこれが1月14日。10日ほどでこんなにも曇ってしまうのですね。
3. 北京市中心部をとりかこむ壁の角楼、東便門。こちらは普段の様子。
4. スモッグがでるとこんなことに。
5. とあるビル街の普段の様子
6. 見えません。
7. 約1年前の市街地
8. ここまで曇って見えるとは
9. 市民の中にはこんな重武装の人も。
10. もやで空が見えなくなってしまった香港。
11. すでに汚染の表示基準を大きくふりきってしまっているそうです。
12. 天安門広場で青空を映すディスプレイ。
13. いろいろなマスク。
14. 嘉興市の火力発電所。中国政府はすでに環境基準を大幅に厳しくする決定をしていますが、果たして間に合うのでしょうか。
15. ちなみにマスク製造関連企業の株価が急上昇しているということです。
16. 上海の東方明珠電視塔。川の向こう岸がほとんど見えていません。
17. 以前紹介した上海の同じ地区が発展している様子と比べてみると雲泥の差です。
18. 友人のマスクをなおしてあげている女性。
19.
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21. 空港でも欠航が相次いでいます。空港のターミナルやホテルのロビーなど屋内でも広いところだとスモッグが見えるのだとか。
22. 事故が心配です。
23. 室内で運動する子ども達
24. 上がアメリカ大使館発表、下が中国現地政府発表の汚染レベル。
25. 天安門広場で国旗掲揚を待つ観光客と、その横を通り過ぎる戦車。
26. 都心部もなにがなんだか分からないことになっていますね。
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30. 粒子が非常にこまかく肺の奥まで入ってしまうので健康被害も続出しています。
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33. ちょっと前に売り出されて話題になった「空気の缶詰」。大気汚染に対する批判キャンペーンだったのですが「商売根性がたくましすぎる」とかなり議論を呼んでしまいました。
34. 仲がいいのかどうか分からないカップル。
中国経済の発展は安い労働力を使った大生産力にかかっており、そのためのとにかく新しい工場を建てなければなりません。しかし昔からの工場の環境対策は甘く、経済的には「ムダ」なので軽視されてしまいます。
このあたりは日本も昔通った道なのですが……同じ過ちを何度も繰り返すのは人類としては退化ではないでしょうか。
ソース:China’s Toxic Sky – In Focus – The Atlantic
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