「ガン患者がいつ死ぬか」台湾の地下ギャンブル場で行われているとんでもない賭け
人の生き死にというのは普通のおしゃべりでもはばかられる話題ですが、台湾では「人の死期」を賭けの題材にする地下ギャンブルが社会問題となっているそうです。
台湾の第3の都市、台中市の東にあるShijia East通りには、200mほどの間に10軒もの「老人互助会」が存在します。しかし「互助会」とは名ばかり、実はこれは「病気の老人がいつ死ぬのか」に賭けられる地下ギャンブル場なのです。
仕組みはこう。まず、病人の家族がこうした「互助会」に登録します。そして互助会が賭けを募集し、かけられた額のうちから10%ずつが胴元と家族の取り分になります。
あとはいわゆるギャンブル。「オッズ」は1か月以内に死亡した場合は支払い無し。客は「いつ死ぬか」に賭け、期間に応じて倍率が最大3倍まで変化するそうです。
一般人だけでなく地元のマフィアや保険代理店、さらには当の病人の家族や医者など「インサイダー」な人たちも賭けに参加しており、一説では約10億台湾ドル(約30億円)が動いていると言われています。
医療費をまかなうためにこうした地下ギャンブルに参加する家族は後を絶ちません。警察が摘発しようにも「互助会」という体裁なので難しいようです。
動画はこちらから。リアル「龍が如く」です。
找瀕死老人下注! 互助會遭爆賭死期 – YouTube
「生命保険も同じことをやっているじゃないか」という声もあるようですが、悪趣味の度合いが違いますよね。人が死ぬのを期待するビジネスはどう考えても行きすぎです。
ソース:Underground Gambling on When Cancer Patients Will Die Exposed – chinaSMACK
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