最高に気持ちが高まるロボットゲーム用の巨大コントローラーがE3に出展中
「鉄騎」というロボット兵器シミュレーターゲームがあります。鉄錆と硝煙の匂いに満ちた世界観とともに、机のほとんどを占めるであろう超巨大コントローラーは今に至るもオンリーワンと言っていいものですが、現在アメリカで行われている世界最大のゲーム見本市「E3」では、色々と夢あふれる巨大コントローラーのモックアップが展示されていたようです。
まずは「HAWKEN」専用コントローラーから。中国の周辺機器メーカーRipleigh社がコンセプトとして展示していたもの。ボタンがいっぱいだと嬉しいですね。
中央のキーボードはチームチャット用でしょうか。ブースの人いわく、お値段としては「250ドル(約2万円)くらいかも」ということです。
HAWKENはこんな感じのゲーム。重厚なグラフィックなのにまさかのインディー開発というかなり面白そうな作りになっています。
HAWKEN: Extended Gameplay Footage – YouTube
次はゲーミングデバイス専門のRazer社のコンセプトモデル。10年ぶりの新作発表、オンラインゲームとして帰ってきた人気のシリーズ「MechWarrior Online」専用という設定です。
中央は様々な計器が表示できるタッチパネル。
手にあわせて細かく調整できます。
左手側はスロットルとマクロ用キーボード。
レーダーやダメージ位置の表示などができそう。
MechWarrior Onlineはこんな感じのゲーム。戦争のため科学技術が後退し、新しく作ることができなくなった巨大なロボット兵器「メック」を操る傭兵として、星間戦争を戦います。
MechWarrior Online Video Preview – YouTube
スコアを競い合うのもいいですが普通に生きていては絶対に味わえないみらいの戦場の雰囲気を楽しめるのもゲームの楽しみ。こうした巨大コントローラーを使えば普通のゲームもぐぐぐと楽しくなるんではないでしょうか。
ロボットゲームでは特にそういう楽しみ方を求める方向性がつよかったように思います。昔々の90年代初頭「BattleTechセンター」というゲームセンターがありました。これはメックのコックピットを模した巨大な筐体を複数台置いた店舗で、ネットワーク通信により3D空間でチームどうしのロボット戦ができたのです。通信対戦3Dロボットアクション「機動戦士ガンダム 戦場の絆」より10年近く早く、まったく同じコンセプトのものがあったのです。
動画はこちらから。
Discovery Channel Beyond 2000 Battletech Center 1992 – YouTube
海外ではVirtual World Entertainment LLC社などこの筐体を動態保存したり新造している小さなメーカーがあって、同人誌即売会やSFコンベンションなどに出張営業したりしてくれるそう。日本にも「BattleTechセンター」はあったのですが、あのマシン達はいったいどこにいったのでしょうか。
ソース:E3 2012: Steel Battalion-Esque controllers coming to Hawken and MechWarrior Online
Razer revives the joystick with a badass MechWarrior controller | DVICE
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