イギリスで初の「人力発電所」がオープン、無料ジム施設に発電機を組み込み
イギリスのハル市では、地域の健康を促進するため屋外に無料で使えるジム機器を設置しているそうですが、それらの機器に発電機を組み込んだ「人間発電所」がこの度オープンするそうです。マトリックスの世界が近くなってきました。
イギリス東海岸のキングストン・アポン・ハル市にこの度見られることになったのは「Green Heart」と呼ばれる屋外型の無料ジム施設。
既に市内に無料屋外ジムを設置しているGreat Outdoor Gym Companyとハル市の共同事業で、発電機を組み込んだジム機器を使うことでバッテリーに充電、夜間の照明に使用します。
Great Outdoor Gym Companyでは、地域の健康促進のため無料の屋外ジムを設置したい自治体に対して機器を提供していますが、24時間の施設運営には電気代がかかってしまうのがネック。こうすることで電気代を心配することがないほか、アスリートにとっても自分がどれくらい発電したかをみられてモチベーションがあがります。
総発電量と当日の発電量が表示される。ステーションどうしで競うようにすると面白いかも。
人口の多い地帯にこうして明るいフィットネス施設があると治安もよくなります。
将来は電力供給網に「売電」して利益を得ることも考えているとのこと。刑務所に導入して「○○ワットの刑」などを課してみるというのはちょっと暗すぎるアイディアでしょうか。
ソース:World’s first outdoor ENERGY gym ≪ Electric Pedals
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