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AK自動小銃シリーズの製造元、イズマッシュ社が破産


世界の自動小銃の中でもベストセラー中のベストセラーであるAKシリーズを生産し続けてきたロシアの総合機械メーカー、イズマッシュ社が破産を宣告されました。


イズマッシュ社はロシアのライフル銃の90%以上を生産していましたが昨年は約8千万ドル(約65億円)の赤字。生産量は売り上げベースで45%も下落していた上、ロシア軍が2011年の9月「備蓄が過剰なため当分の間新しい小銃を購入しない」と発表しており、すでにその時にはイズマッシュ社の財政は破綻寸前と言われていました。

さらに起死回生策と思われた第5世代型自動小銃「AK-12」に対し、ロシア国防省が否定的な姿勢を見せたことが決定打になったという見方もあるようです。

経営管理も相当ずさんだった模様。同社社員が薪として20ドルほどで横流しした木箱の中に、廃棄処分となるはずだった79丁ものAK-47小銃とマガジン253個が混入しており、4人が処分されるというような事故もありました。

訴訟と破産は親会社Russian Technologies State Corporationが昨年から進めていたリストラ策の一環。銃器関連部門は「Research and Production Association Izhmash」として再編されるとの見通し。

同社の取締役Maksim Kuzyukは「破産によって会社のブランド名や資産が散逸せずに済んだ」と語っています。

兵器産業は官僚的な体制になりがち、しかも旧ソ連の造幣廟からの流れをくんでいるとすればなおさらでしょう。共産主義時代の亡霊がまた一つ消え、歴史が1歩前に進んだといえそうです。

ソース:AK47 maker bites the bankruptcy bullet – RT

トップ画像:SFS trains IqAF security forces [Image 5 of 9] | Flickr – Photo Sharing!

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