企業の従業員の半数近くが「650円以下でパスワードを売る」調査で判明
自分が働いている企業で用いられているシステムのユーザーアカウントのパスワードを5ポンド(約650円)で売ってもよいと考えているということがセキュリティソリューション企業のPing Identityの調査で分かりました。
他にも30%が1ポンド以下でも売る、と回答。売らない、と答えたのは約3割にとどまるなど、セキュリティに対する意識があまり高くないことが判明しました。
それでは、これが会社のアカウントではなく、SNS上のプライベートなアカウントならどうでしょうか。ネット調査企業のOne Pollが2000人を対象に行った調査では、自分のSNSのパスワードに50ポンド(約6500円)以上の値段をつけるだろうと答えた人が34%もいたそうで、誰しも自分のプライベートは大事に思っているというごく当たり前の結果が出てきました。
また、セキュリティに対する意識も大きく違います。会社のパスワードを紙にメモしている、という人が60.5%、他人のパスワードを使ったことがあるという人が34%にのぼったのに対し、プライベートなアカウントについては「80%がパスワードを知らせる気がない」と答えています。
ソース:It’s official, corporate passwords are cheap
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