科学と技術

中国のステルス戦闘機プロトタイプ「J-20」最新の動画


変形デルタの翼形にカナード付といかにも次世代機というフォルムでニュースとなった中国の試作ステルス戦闘機「J-20(殲撃20型)」の最近の様子です。


J20 (歼20):一日两飞,再秀低空完美小机动 – 2012.03.10 – PANDORATV

J-20は中国が開発中の第5世代戦闘機。初めて人目に触れて以来、こうして昼間に試験飛行を行っているところが度々目撃されており、YouTubeをはじめとする動画共有サイトにも多数の動画が存在します。特に隠すつもりがないというのは、技術的には他の国でも十分に作れるから、ということでしょうか。

人間のサイズと比べてみると、他の戦闘機よりかなり大柄に見えます。巷では長距離を超音速で飛ぶ戦闘爆撃機マルチロール機として開発されているのではないかと言われています。

詳細な性能は明らかになっていない部分がありますが、今のところ機体のサイズに対してエンジンの出力が低く機動性が劣るのでは、と言われています。

見た目はかなりカッコイイのですが……。電波を反射してしまう出っ張りを嫌うステルス機としては、先尾翼(カナード翼)を採用しているのはちょっと不思議な設計です。

機動試験の様子。

それなりに速度が出ているので、空気の渦ができて圧力が下がった場所に水蒸気の雲が出ています。

まだまだ試作ということで、動画でも飛び方はやや遠慮がち。ちなみに、黒く長い機体から「黒いリボン」と呼ばれたり、双発のエンジンを巨乳に見立ててアニメ「けいおん!」の黒髪巨乳キャラ「秋山澪」の名で呼ばれることもあるそうです。実際の性能はまだまだ未知数ながら、現地の軍事マニアの間では着実に知名度を上げてはいるようです。

ソース:Feb 27: J-20 Mighty Dragon Fighter Jet Demonstrates Its Maneuverability ~ Chinese Military Review

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