インド生まれの超絶特濃アクションSF映画「ロボット」5月12日から日本公開、公式サイトがリニューアル
深遠なる智恵の国・インド、そして神ならぬ人が作りし偽物の命・ロボット……とくれば「なんだか難しそうだなぁ……」という感じですが、そんな心配は1ミリグラムとて必要のないあの超絶アクション映画「ロボット」がとうとう2012年5月12日に日本でも公開開始、公式サイトがリニューアルされました。
「ロボット(原題:Enthiran)」は2010年に公開されたインド映画。主演にインド映画界を代表するトップスター、ラジニカーント、ヒロインに元ミス・ユニバースの「世界一の美女」、アイシュワリヤー・ラーイというインド・オールスター・キャストを揃え、構想10年、撮影2年、制作費37億円をかけて作られたまさにインド史上空前の大作です。
それだけやれば当然ともいえますが世界中で爆発的なヒットとなり、アメリカ・イギリス・韓国などなどで合わせて興行収入100億円、地元インドでは数週間にわたり映画館が満員になり、平均月収が28000円のところで2000円近いプラチナチケットに化けるという伝説を残しました。
英語版Wikipediaから引用しますとこんな感じ:
ロボット工学の若き権威、ヴァシーガラン博士(ラジニカーント)は洗練されたアンドロイド、チッティ(ラジニカーント・二役)を完成させた。チッティは非常に高性能であるものの人間社会の常識を知らずトラブルとなることもしばしば。ヴァシーガラン博士の恋人、サーナ(アイシュワリヤー)が通う看護師学校の試験のカンニングを手伝った時には、ウソをついて自分を守ることも覚えた。
もちろんこれは「ロボット3原則」に反する知識。しかし人間の感情に目覚めつつあつチッティは、サーナに恋をしてしまう。もちろん振られるチッティ。軍の性能試験にも落第し、バラバラにされて捨てられてしまった。
そこに現れるボーラ博士。ヴァシーガラン博士に先を越され、プロジェクトを廃止された彼は復讐のためチッティのパーツを回収し、殺戮マシンに作りかえる。おりしもヴァシーガラン博士とサーナの結婚式のその日、チッティは花嫁をさらって逃走、自らのコピーを大量に製造し、街を占拠した……
ヴァシーガラン博士はどうやってチッティを止めるのか、そして彼らに訪れる感動の結末は……
……このように話もこってりならアクションシーンも胸焼けしそうな濃厚さ。あまりの超絶っぷりに、YouTubeに掲載された抜粋動画が全世界で635万回も再生されるという騒ぎに。
Robot ( Endhiran TeztigoMix_Part 02) Kollywood(Tamil) – YouTube
どれくらい濃厚かというと、例えばこんなんですよ?
暴走したチッティ軍団を止めるべく殺到する警官。
合体だ!
ボール状に。そして……
にょきっ。
回転射撃の術で並み居る警官をなぎ倒す。
そしてビルの外へ……というシーンが相当長時間続きます。
21世紀が始まってまだ12年目ですが、おそらく世紀の問題作になるのはすでに確定済みの「ロボット」。こういう映画がやってくるあたり、日本の映画界は実にチャレンジングになってまいりました。
日本語版予告編はこちら。5月12日から各地の映画館にて公開です。
ロボット – YouTube
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