あの感情を表現できる「ネコミミ」をDIY、キュートな女の子が装着した動画「Animatronic Cat Ears」
以前、脳波によって動作するネコミミ・カチューシャがネットで話題になったものの、脳波読み取り技術が高度なためか、いまもって市販はされていません。そこで脳波を、手の指を介して伝えるボタン・コントローラー式のネコミミをDIYし、アシスタントの女の子に装着してもらった動画の紹介です。低予算で効果抜群です。
目標はこちらの動画のニューロウェア・ネコミミ。モデルさんのキュートさもあって大変話題になりました。作業員の疲労レベルを脳波でモニターする機器などに応用されるようです。
neurowear vol.1 “necomimi” (脳波で動く猫耳) – YouTube
ステップ1:ツールと材料を揃える
●ツール
・安全メガネ
・ファイスマスク
・グルーガン
・ドレメル
・ドリル
・AVRプログラムキット
・はんだごて
・ワイヤーストリッパー
・ワイヤーカッター
・フレキシブルチューブ
●材料
・ATTiny13 (PDF)
・マイクロサーボモータ(4)
・ブレッドボード
・ワイヤー
・プッシュボタン
・1kレジスター
・はんだ
・リチウムイオンポリマー二次電池
・DC-DCレギュレータ
・プラスチック製ヘアバンド
・黒、白、グリズリーブラックの毛皮布
・グルーガン用のグルー
・アクリル板
・金属製支持具
●オプション材料
・グラインダー
・ミシン
・絶縁テープ
・サンドペーパー
ステップ2:ヘアバンドのベース加工
耳を取り付ける穴を加工します。
ステップ3:サーボモータ用アームの製作
猫耳を前後に動作させるため、片耳に2つ、計4つのサーボモータのアームを作ります。
ステップ4:猫耳の骨子部にサーボモータを設置
紙の型から猫耳の形に成形したアクリル板に、サーボモータを設置します。
ステップ5:回路図の製作
雑っぽく感じるかもしれませんが、コレで動きます。
猫耳用回路図はこちらのリンクで公開されています。
Kears – Upverter
ステップ6:プログラミング
AVRの8ビットマイクロコントローラ「ATTiny13」用のプログラムを作成
プログラムのHEXファイルはこちらで公開されています。
kears.ihex at master from abetusk/kears – GitHub
ステップ7:サーボモータの調整
サーボモータの設置された猫耳をヘアバンドに設置し、猫耳の動作時に干渉しないようにホームポジションを決定します。
●ポタンによる操作手順です
・驚き:ボタンを押し続ける
・悲しみ/怒り:ボタンをタップして押し続ける
・ウインク:3回タップする
この3パターンで動作する仕組みになっています。
ステップ8:猫耳の縫製
先程アクリル板を成形した時に使用した紙の型から、毛皮部分のを作ります。
ステップ9:猫耳後部の調整
特に必要は無いのですが、猫耳の後ろのサーボモータ上部に発泡スチロールを付けて猫耳の形を調整します。
ステップ10:猫耳骨子部に毛皮を装着
これでほぼ完成。
ステップ11:最終組立
コードをまとめたり、猫耳動作時の干渉が無いかの確認をして完成です。
苦労して制作した猫耳が動作している様子はこちらから。キュートさは十分クリアしていますが、作動音がちょっとメカっぽ過ぎるのが課題でしょうか。
Kitty Ears! – YouTube
猫耳操作の練習風景です。自由自際に操作するには、ちょっと時間が掛かりそうです。
Kitty Ears – YouTube
更に詳細に製作過程について興味がある方はこちらのリンクから参照することができます。
関連記事
「うおぉおぉ!」自動車に乗って驚きの表情を見せる猫の動画 - DNA
猫だって仮装したい……かわいい中にも意外なシリアスさを感じるバットニャンが完成 - DNA
お姉さんにかまってほしくて「とんとん」し続ける猫の動画 - DNA