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スマトラ島沖地震で津波にさらわれた女の子、7年ぶりに両親と再会


2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、津波の引き波にさらわれ遠く沖合いで救助された人もいました。7年前に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震で津波にさらわれた女の子が、7年ぶりに両親と再会するという出来事がありました。


当時8歳だった少女、メリ・ユランダさんは、2004年に発生したスマトラ島地震の日、村を襲った津波に飲まれ、どことも知らぬ場所に流されてしまいました。

なすすべもなかったメリさんは、ある女性に拾われます。小さな子どもでもあり自分の名前もあやふやだったメリさんは「ワチ」と名づけられ、物乞いで生計を立てさせられていました。しかしメリさんがもうお金を持って行かないと女性に告げると「行っておしまい。そして両親を見つけるんだ。彼らはムラボーにいるよ」と彼女を追い出してしまいました。

2004年12月26日に発生した津波では23万人が死亡、多くの人が行方不明になりました。中にはDNA鑑定の結果死亡が確定した人を今も探し続けている遺族もいます。

そんな中、メリさんは唯一覚えていた祖父の名前「イブラヒム」を頼りに両親を探し始めました。そしてムラボーの町にたどりつくと、自転車タクシーの運転手が彼女を心当たりの家まで連れて行ってくれました。

「お母さんを見たとき、すぐにそうだと気づきました」とメリさん。最初は半信半疑だった家族も、目の上のキズやお尻のあざ、なんといっても父親似の顔を見てメリさん本人だということが分かったようです。

再開したユランダさん一家。右から2人目がメリさん

「何年も、あらゆるところを探しました。あきらめようと思ったこともありました」とは母親のユスニアさん「今はただ、神様がお祈りを聞き届けてくださったことに感謝しています」と喜びを語っています。

ソース:Indonesian Girl Reunites With Family – WSJ.com

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