アートとデザイン

アウトローバイカー集団「ヘルズ・エンジェルス」の1960年代の写真いろいろ


「犯罪行為を重ねるのは全体の1%のバイク乗りだけだ」と批判されれば「俺達がその1%だぜ」と自ら「1%er(One Percenter)」を名乗る老舗モーターサイクルクラブ「ヘルズ・エンジェルス」。バイカーのイメージを作り上げたといっても過言ではない彼らの、1965年ごろの画像集です。


「ヘルズ・エンジェルス」は1948年のカリフォルニア州発祥のモーターサイクルクラブ(MC)。その名は創立メンバーの一人、アーヴィッド・オルソンが所属していたアメリカ合衆国義勇軍の第三戦隊「Hell’s Angels」にちなむものとされています。

こうしたモーターサイクルクラブの多くは合法的な活動を行なっていましたが、1960年ごろから「バイカーギャング」と呼ばれる非合法的なグループが目立つようになります。エンジェルスもそうした犯罪者集団に成長。今では世界中に支部を持ち「ビッグ・フォー」と呼ばれるアウトローバイカー集団となりました。

有名すぎるロゴ。「Berdoo」はカリフォルニア州南部のサンバーナーディーノのこと。

現在の「バイカー」テイストのお手本となりました。

「チョッパー」と呼ばれるカスタム。

長いフロントフォークに、切断して形を変えたフレーム。フェンダーも小型にカット。「切り落とす(チョップする)」ので「チョッパー」と呼ばれます。

メンバーは白人のみ。白人至上主義的なところもあるため、エンジェルスと対立するグループは、ヒスパニックが中心のものが多くなります。

また、女性を連れてはいるものの女性は正式なメンバーになることはできません。

警察に調べられるエンジェルス。

堅苦しい決まりから自由である、というくらいの意味での「アウトロー」から始まった彼らですが、いつしか本当に法律を破る人たちになってしまいました。

ただ、アメリカが生んだ偉大な文化の一つと言うことは確か。いつの時代も彼らのフォロアーは尽きることはないでしょう。

ソース:Hell’s Angels, 1965 | Retronaut

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