砂漠の未来都市、ドバイで今ものすごく足りないもの
砂漠の中に立つコンクリートジャングルにして中東屈指の商業都市ドバイ。いわゆるドバイ・ショックによって勢いはやや削がれたものの、100階建て以上のビルがビシバシ建っているあたり、やはり未来を象徴する都市といえます。そんなドバイで、今、ものすごく不足していて深刻な問題となっているものがあるのです。
それは、下水道システム。
ビルはたくさん建っているのですが下水道の整備がまったく追いついていないので、汚水はトラックで回収し離れたところにある下水処理施設に運搬しなければいけません。
そのトラックの数たるや1日走っても列の先頭にたどり着かないことがあるほど。下水処理施設の数も少ないので、順番を待つトラックは砂漠の真ん中でこうして何時間も待たなければならないのです。
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うっかり雨でも降って、少ない下水管に砂が詰まると大変な悲劇が起こるのだとか……
また、100階建て以上の高層ビルがゴロゴロしているドバイですが、これだけ高いと中に入るテナントに制限をつけていてはビルが埋まらないので、どうしても上はホテル、下はオフィスという混合ビルにならざるを得ません。そうすると質や量の違う人ごみが入り混じることになるため、出入り口やエレベーターの配置にものすごく苦労するのだそうです。
ここまで人とカネを集めるのは生まれて50年の都市としては立派なものですが、今後の発展は地道なインフラの整備にかかってくるのではないでしょうか。
ソース:How The World’s Tallest Skyscrapers Work : NPR
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