銃器インストラクターのクリス・コスタ氏、マグプル・ダイナミクスを退職し独立
アメリカの新進銃器・アクセサリーメーカー、マグプル社のトレーニング部門であるマグプル・ダイナミクスのボスにして花形インストラクターのクリス・コスタ氏が同社を去ることが明らかになりました。
クリス・コスタ氏は2007年にApplied Marine Technologies社から移籍しマグプル・ダイナミクスの立ち上げに参加、その直後に参加したトラヴィス・ハーレイとコンビを組み警察や軍関係者などに対するトレーニングを提供してきました。
このトレーニングは「Art of Tactical Carbine」シリーズなどとして映像化されましたが、おりしもアフガニスタンやイラクでの「民間軍事会社(PMC)」の活躍がクローズアップされる中、そうした企業の社員に採用されているテクニックが詳細に解説されているということでミリタリー趣味の界隈では大きな話題となりました。追随するスクールもたくさんあったようです。
Magpul Dynamics -Art of the Tactical Carbine trailer – YouTube
マグプル社の創業者、リチャード・フィッツパトリックは「ほとんどの人は知らないだろうが、クリスは2003年からマグプルに参加してくれていた。長年、彼の射撃技術を尊敬していた。ディスカバリー・チャンネルの『フューチャーウェポン:近未来兵器』にMASADAライフルが出たときも、これを紹介するのはクリスしかないと思った」とコスタ氏の手腕を評価。
Future Weapons Magpul Masada Bushmaster ACR Remington ACR – YouTube
2011年初頭にはトラヴィス・ハーレイが独立、夏にはマグプル社の株の過半数をニューヨークの投資会社が取得・買収するということがありましたが、コスタ氏の退職はそれらとは関係なく、退職のタイミングは家族の事情によるものとのこと。
コスタ氏はMilitaryTimesのインタビューに対し「マグプル・ダイナミクスで達成したことを誇りに思っている」としながらも「今が別れる最もよい時だ」とコメント。2011年12月2日から5日にかけて最終クラスをもった後は、自ら立ち上げたCosta Ludus社で各種トレーニング・商品開発を行なっていくものと考えられます。
ソース:Chris Costa is leaving Magpul Dynamics | Military Times GearScout
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