中国・北京にある文化大革命をテーマにしたレストラン「紅色経典主題餐庁」
中国の「文化大革命」は近代史の悪夢としては五本の指に入るであろう暗黒時代ですが、のど元過ぎれば熱さを忘れてしまうのか、あの時代を懐かしむ人たちでにぎわうテーマレストランが北京にあるそうです。
そのなも「紅色経典主題餐庁」。紅色経典とは当時の指導者や思想家の語録ですが、ユニフォームから料理、出し物に至るまで当時を思い起こさせる凝りっぷり。
赤い星が革命風味。
紅衛兵のウェイトレスさんというかなんというかな人。
工・農・商を表す像。昔はもっと色々なところに飾られていたのでしょう。
壁も革命プロパガンダ風味です。
ポスターにもぬかりはありません。
テーマレストランなので出し物つき。
当時の歌や革命劇など、文革時代そのままのステージが味わえるそうです。
食べ物は量も作りもかなり豪快なのだそうですが、このようにテーマに忠実に作られたものも……。
はっきりした記録が残っていないので詳細は不明ながら、当時1000万人を超える人々が処刑されたという文化大革命をテーマにしながらレストランは毎日満員なのだとか。文化大革命の善悪は問うまでもありませんが、青春時代を混乱の中ですごした人には懐かしい風景なのかもしれませんね。
ソース:Relive the Cultural Revolution (aka The Weirdest Dinner Theater in Beijing) : AsiaObscura
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