科学と技術

すべての人に武装の自由を!ユニバーサルデザインのピストル「Palm Pistol」が2011年内にデビュー



アメリカでは武装の自由が認められているとはいえ、特別な訓練を受けていない人にとって普通の銃火器は扱いが難しいものです。そこで、誰にでも使える銃として「Palm Pistol」というユニバーサルデザインのピストルの開発がスタートしたわけですが、いよいよ2011年中にリリースされることが発表されたようです。


「Palm Pistol」は380gと軽量で携帯しやすく、かつお年寄りや身体障害者でも使いやすいインターフェイスをもった護身用ピストル。人差し指ではなく親指を押し込むことで発射します。握りこんだ状態では銃身の軸線と腕が1直線になるため、反動による銃口の跳ね上がりも小さくなることと思われます。

装弾数は38口径を1発。同社が提供する「Tri-Plex」など高威力の弾丸を使えば護身用としては十分でしょう。

前方のセイフティボタンを握りこまないと発射することができない安全設計。他にも弾丸が入っているか、撃針の準備ができているかを示すインジケーターを装備するなど、安全にはかなり気をつけて設計されているとのこと。

落下テストの動画。以前ご紹介したホルスターの事故のように火器を持ち運ぶ際は特に暴発に注意する必要がありますが、動画を見る限りでは十分に安全措置がとられているようです。
YouTube – Palm Pistol (r) Drop Test

その他、オプション装備用レールでレーザーサイトを装着できるなど装弾数1発とはいえそれなりの戦闘力になりそう。手の中に隠せるデザインが保安上の問題となりそうですが「国民が武器を保持する権利は侵してはならない」というアメリカ合衆国憲法修正第2条がある以上、このリスクは受け入れざるを得ないものとされているようです。

ソース:Single-shot, thumb-operated Palm Pistol set for 2011 release

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