科学と技術

麻薬組織の密輸用潜水艦の中はこんな風になっている


南米大陸で生産された麻薬を消費地であるアメリカで運び込む方法はいろいろありますが、最近よく話題になっているのが潜水艦。年々技術が進歩しているため、ものすごく洗練された技術で作られるものもあるわけですが、そんな麻薬密輸用の潜水艦の中にカメラが入りました。


手作り潜水艦といってもナメてはいけません。船体はファイバーグラス製。346馬力のエンジンで乗組員4人と麻薬8トンを積んで1440kmを航行する能力があります。

多くはエンジンの排気管やコックピットの一部を水上に出して進む半潜水艦なのですが、最近は完全に潜ってしまうタイプのものも現れたようで、さらに発見が難しくなっているとのこと。

ただし換気装置についてはまだまだで、航行中の内部はかなりの高温になるということです。

電子機器も高性能化が進んでいます。特にGPSの進歩によってより安全な航海が可能になりました。

潜望鏡は昼用と夜間用の暗視鏡の2種類を搭載。

「地獄のよう」とは雇われた船員の弁。貧しい食事に劣悪な環境のなか、常に組織の人間が銃を持って監視しておりパニックを起こしたものは即射殺ということです。

簡素な作りのため、いくらでも使い捨てにできるほどコストが安く、いくら捕まえてもキリがありません。

技術の進歩は歓迎すべきことですが、恩恵を受けるのは善人だけではないのが難しいところ。麻薬組織は資金も潤沢であり、取り締まる側以上にコストをかけることができるのも摘発を難しくしているようです。

ソース:Inside Seized Drug-Smuggling Submarines – Photo Essays – TIME

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