科学と技術

iPhone4やBlackberryを「ワイヤレス充電」可能にしてしまうチャージャーキット


21世紀中に消えてしまうことが望まれる物ランキングのトップ争い間違いなしの「家電製品のケーブル」ですが、この充電ステーションを使えば、小さなアダプタを装着するだけでiPhone4やBlackberryの充電をワイヤレスで行うことができるようになります。


この充電ステーション「Inductive Charging Pad」は大手電池メーカーのEnergizerの製品。2009年に業界団体Wireless Power Consortiumによって策定されたワイヤレス充電機器の規格「Qi(気、チーと発音)」に準拠したもので、携帯用機器に専用のスリーブを装着することでワイヤレス充電機能を付加することができるようになります。

こんな感じでスリーブを装着するだけ。スリーブについている充電アダプタは小さいのでこのまま持って歩いても邪魔になりません。

実際に使っているところはこちらから。
YouTube – Energizer Wireless Charger

コイルと磁界が相互に作用することで電流が発生する「電磁誘導」という現象を利用し、ワイヤーで繋ぐことなく充電が可能になっています。USBポートも備えており、合わせて3台の端末を同時に充電できるとのこと。

WPCに加盟しているサムソン、パナソニック、ソニー、HTC、Verizonといった端末メーカーや電池メーカーのDuracel、Energizer、電動工具メーカーのBlack&Deckerなどは、充電機構を内蔵した製品を順次リリースしていくとしており、2014年までに2億3千万台以上の携帯電話や音楽プレイヤー、カメラなどがワイヤレスで充電できるようになるだろうということです。

家に帰ったらポケットから取り出してプレートに置くだけというのはかなり便利かも。TransferJetなどの近接無線通信技術なども組み合わせてデータの同期などもできるとさらに取り回しがよくなりそうです。

ソース:
Energizer Inductive Charging Pad | Charging Station | Qi Technology

HANDS ON: Wireless Charger for iPhone 4 [PICS & VIDEO]

関連記事:

AU・KDDIで使えるCDMA版iPhone「日本・韓国への供給を準備中」の噂 – DNA

ドコモ回線で利用できる「SIMフリー版 iPhone 4」などのスマートフォン本体と日本通信のSIMカードがセット販売へ – DNA

iPod Touchをモバイル3Gルーターに変身させるケース「ZTE PEEL」がいよいよ販売開始 – DNA

iPhone 5がどうなるのか大胆予想図 – DNA

iPhone経由でWi-Fi iPadでもネットサーフィンが楽しめるようになる「非テザリング」アプリ「CoBrowser」 – DNA

iPhone→iPadへの進化から、Apple製品の未来を大胆予想するとこうなる – DNA

最新のiPhoneを超レトロな黒電話にするクレードル「iRetrophone」 – DNA

ワイルドでいきたいiPhoneユーザー向け、ハーレーダヴィッドソン用ドック「DashLink」が登場 – DNA

クレードルやPCキーボードとしても使えるiPhone用外付けキーボード「Omnio WOWkey」 – DNA

iPhone vs Android vs Blackberryユーザーを偏見に満ちすぎた目でイラストにするとこうなる – DNA

iPhoneは本当に人気があるのか比較検討したイラスト – DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧