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広告クリックの85%は、わずか8%のネットユーザーによって生み出されている


サイトから広告収入を得るためにはその広告をクリックしてもらう必要があるわけですが、このうち85%ものクリックがわずか5%のネットユーザーによって生み出されているという統計があります。


このデータは米国のメディアエージェンシーStarcom社が2009年10月に発表したもの。2007年7月と2009年3月のデータを比較し、1回でも広告をクリックしたことがある人の率が32%から16%と急落していることがわかります。

このため2009年にはクリック頻度が高い人・中くらいの人の合計8%が全クリックの85%を生み出すという、非常に偏った結果が現れました。

「ウェブ広告はフィッシング詐欺などの危険が多い」というコンピューターリテラシーの浸透や、広告表示をフィルタリングするソフトの普及など様々な背景があると考えられますが、一つ確かなのはもはやクリック数そのものが広告に対する関心を表す指標ではなくなったという点です。

Starcom社による追跡調査によると。オンライン広告を出すことで確かにブランド名の検索数やサイトへの訪問回数、オン/オフ両方における売り上げは増加したとのこと。

ページビューやユニークユーザーといった数字はサイトによって何をカウントするかという基準が曖昧で、サーバーのログから算出したものとGoogle Analyticsのような解析サービスから算出されたもので結果が3割、4割違うということもごく当たり前に起こります。

メディアの種類によっても効果は変わってくるでしょう。いったい何を基準にして広告を作ればいいのか?というのは今後も問題であり続けると思われます。

ソース:comScore and Starcom USA Release Updated “Natural Born Clickers” Study Showing 50 Percent Drop in Number of U.S. Internet Users Who Click on Display Ads – comScore, Inc

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