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AU・KDDIで使えるCDMA版iPhone「日本・韓国への供給を準備中」の噂


アンテナの分割を改良し持ち方によって感度に深刻な影響が出る「デスグリップ」問題を解消した「CDMA版iPhone」が先日Verizonからリリース、AT&Tにはないパケット通信定額プランが利用できることからまた大人気となることが予想されていますが、一部報道によると日本と韓国に向けCDMA版iPhoneの供給準備が進んでいるそうです。


報道しているのは、台湾・中国圏のサプライヤーからの情報を多く取り扱っているニュースサイト「Digitimes」。

記事では部材サプライヤーの談話として2011年の第1四半期に700万台のCDMA版iPhoneが出荷されること、またCDMA通信モジュールはやや高価なため、部品価格の合計が既存のiPhoneよりも高くなることを指摘。また新素材の部品が大幅に増加するため2011年の利益について期待を見せていることが語られました。

また、現在Foxconnで製造されているCDMA版iPhoneは主に北米向けですが、Pegatronでの生産が2011年1月から開始され、こちらは中国やその他の国に出荷され「特に日本・韓国での供給がはじまることからiPhoneのユーザー数を倍層させるだろう」という見通しが語られています。

Verizonの契約者数約9300万人に対し、AUは約3200万人という市場の規模を考えると、部品価格の上昇を吸収しさらに利益を上げるために大量に生産して日本に出荷するというのはまったくありえない話ではないのかもしれません。iPod以来、Apple社は少品種大量生産路線で製造原価を下げる戦略をとってきているのも事実ですし、ライバルのAndroid端末ユーザーが日本市場で爆発的に増加しているのをなんとかするため、強いキャリアからiPhoneをリリースしたいという思惑もあるでしょう。

AU・KDDIからはまだ何の情報もなくこの記事も噂話のレベルを出ないものですが、もし実現すればスマートフォンのラインアップが少ないAU・KDDIにとって強力な武器となりそうです。

ソース:CDMA iPhone to contribute strong sales to Foxconn and Pegatron in 2011

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