アートとデザイン

全裸と普段着姿を比較 全身にタトゥー(刺青)が施された人たちの写真シリーズ「COVERED」


「COVERED」は、イギリスの写真家 Alan Powdrill 氏が全身にタトゥー(刺青)が施された人々の裸と普段着姿を撮影した写真シリーズ。イギリス・イングランドの20代前半の若者から60代の大人まで様々な人々が撮影されており、服を着ている状態からは全く想像出来ない姿があります。

1. Philip、27歳(サウスエンド=オン=シー)
17歳だった。最初の数カ所は数年間親に隠していた。親が見つけた時に僕の人生ははじまった。

2. Graham、58歳(クリーソープス)
51歳で始めた時、父はすでに他界してした。初期の認知症だった母は何も言わなかった。

3. Izzy、48歳(メードストン)
良いタトゥーはチープじゃない。チープなタトゥーは良くない。

4. Kimmy、29歳(ライスリップ)
キッス・タトゥーはお気に入り。信じられない程痛かった。でもバンドへの私の究極的な献身を見せるのは最高に気持ちがいい。

5. Victoria、37歳(コヴェントリー)
タトゥーは私の一部。私のボディースーツを愛している。今も、そして80歳になっても。

6. Drew、32歳(ハイゲート)
入れるほど自分の価値が下がっていく。やめるのは死んだ時のみだろう。

7. Peter、38歳(イギリス・コルチェスター)
クローン病を患って以来、人生への自信を与えてくれた。今と同じく未来でも愛しているだろう。

8. Alex、49歳(ウィットビー)
始めたのは30歳を越えてからで現在は全身を覆っている。最近、母親に顔にクロスとドットのタトゥーを入れることを話したら「なるべく小さくね」と……その日に入れた。

9. Michelle、53歳(クリーソープス)
いつやめるのかわからない。体にスペースがあれば彫り続けると思う。

10. Dave、66歳(レートン)
14歳だった1963年に始めた。

11. Bill、59歳(ロンドン)
中年になったこと、プロフェッショナルな仕事に就いていること、ストレートな人たちに囲まれているという事実が好き。

12. Chris、25歳(コヴェントリー)
もし自分を忘れてしまったら、服を脱ぎ鏡の前に立ち再び自分を確認する。

13. Stefano、33歳(ロンドン)
全ての皮膚が好き。でも17歳の時にやりたいことを完成させた背中が最高に好き。

14. Patrick、34歳(ブライトン)
初めてのタトゥーは13歳の時で10年間秘密にしていた。

15. Darren、30歳(クローリー)
自分のタトゥーが好き。嫌いだったら見るな。

16. Kennny、27歳(ウェスト・ドレートン)
自分のタトゥーが好き。人生の道であり私の一部。可能な限り続けていくと思う。

17. Lillianna、23歳(ハックニー)
自分のタトゥーについての考えは変わらない。今の年齢に関係なく、いつか後悔することになるとは思えない。

18. Simon、45歳(サウスエンド=オン=シー)
14歳の時にママが「もし、もう一つ増えたら家から蹴りだしてやる」と言っていた。

19. Sean、26歳(リンカーン)
17際の時にカッコいい奴に見られたくてタトゥーを出来る限り入れた。でも今は人からクールに見られたいと悩むことは無くなった。

20. Carlos、35歳(ボーンマス)
15歳だった。両親には18歳の時に2つ目を入れるまで気付かれることはなかった。

21. Nick、23歳(ロンドン)
タトゥーを入れるのは痛いから嫌い。35歳になったらやめるかも。レーザー技術の進歩を想像してしまう。

22. Ness、40歳(クローリー)
年を取り変化することが好き。体のシワが見え方を変える。首から下にスペースが無くなったらやめると思う。

23. Matthew、48歳(ロンドン)
私の人生の旅の表現だ。

24. Nick、28歳(ロンドン)
腕のロブスターがお気に入り。これからも後悔することは無いと思う。

25. James、33歳(ブライトン)
16歳の時にお尻に小さなトカゲを入れた。両親が言ったのは「どうやって仕事に就くの?」だった。

一生消えることのないタトゥーを全身に入れた動機は、他人には難解な理由や単にかっこ良く見られたい、生きる勇気をもらったなど人それぞれ。しかし、家族、特に親が大変心配していることは共通しているようです。

ちなみに南アフリカの死刑囚の間では顔を含めた全身に「遺書」として自分の半生を刻む習慣があるそうです。運良く恩赦となり社会に戻ることになった全身にタトゥーの入った南アフリカの元死刑囚たち捉えた写真です。
南アフリカの元死刑囚たちのタトゥー写真集「Life After」

ソース:Alan Powdrill Photography
What lies beneath: people with full-body tattoos bare all – in pictures | Fashion | The Guardian

関連記事

江戸時代後期の日本にいた全身刺青の飛脚たちのカラー写真いろいろ - DNA

インドやパキスタンの女性たちの手や足に施された非常に美しいボディー・ペインティング「メヘンディ(ヘンナタトゥー)」写真21枚 - DNA

非漢字圏の猛者たちによるやばい感じの漢字タトゥーいろいろ - DNA

誰かへのメッセージ?額や顔全体に思っきりタトゥーが入った人々の写真30枚 - DNA

残念過ぎるタトゥーを徹底的に改変して満足出来るレベルに激変させた16作品 - DNA

背中に彫った巨大な世界地図タトゥーを完成させるべく世界を旅するバックパッカー - DNA

[閲覧注意] 針が皮膚に連続で刺さる瞬間をスローモーションで捉えたタトゥーの機械掘り映像「Slowmotion Tattoo」 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧