アートとデザイン

BL小説書きの高校生が主人公の青春コメディ映画「Slash」が出資募集中


映画やアニメ、コミックなどに描かれた世界を、ちょっとだけ膨らませて描き直す「二次創作」は実に楽しいもの。しかし二次創作を楽しむ人はまた、世界に自分の居場所を探し続けなければならない究極のアウトサイダーでもあります。そんな高校生の青春コメディ映画「Slash」がKickstarterで出資を募集しています。


タイトルの「Slash」は性的な二次創作でのカップリングを示す記号「/」のこと。特に同性愛を扱う作品で用いられ、登場人物AとBの絡みがある作品は「A/B」と説明されます。日本のBL界隈における「×」記号と同じように使われているようです。

主人公のニールは、大人気SFアクションライトノベル「Vanguard」の二次創作が趣味の高校生。周囲にうまく溶け込めず、居場所のなさを感じながら、体の成長とともに性的なものへの興味が増し……という典型的な思春期を過ごす少年ですが、ひょんなことから同じように二次創作が趣味の少女、ジュリアと出会い、作品をネットに投稿するようすすめられます。そして、ニールの作品は投稿サイトの管理人の目に止まり……というあらすじ。

少年が成長し、居場所を見つけるという青春ストーリーに、愛すべきオタク達がユーモアを添え、そして表現の自主規制や著作権、エロと年齢制限など二次創作をとりまく話題が少し苦味を加える、という感じでしょうか。

パイロットフィルムとして2012年に制作された同名のショートフィルムを、長編作品に作りなおした作品となっています。
SLASH- trailer (censored version) – 2013 Short Film – YouTube

サブカルチャーの祭典South by Southwest(SXSW)の常連である映像作家のクレイ・ライフォード監督をはじめ、TVドラマやドキュメンタリーで活躍する若手を制作陣・出演者に据えたこの作品、ストーリーパートはほぼ撮影が終わっており、現在は劇中劇である「Vanguard」のCGシーンの制作を行っているとのこと。このCGアクションを豪華にするために出資を募っており、現在4万5千ドル(約540万円)の募集に対し、約1万4千ドル(約168万円)が集まっています。

「オタク」が主人公のラブコメはいろいろ有りますが、書き手・作り手を主人公にしたものはちょっと珍しい感じ。世界一ともいわれる日本のサブカルチャー界隈でも共感を呼ぶのではないでしょうか。

ソース:Slash – a teen comedy about erotic fan fiction by Clay Liford — Kickstarter

関連記事

[字幕動画]自主映画にジャン=クロード・ヴァン・ダムを登場させることができる映像素材集「JCVD Action Pack」が公開 - DNA

公式リバイバルがあんまり好きじゃなかった人たちによる「俺達のロボコップ・リメイク」がすごい - DNA

日本のファンムービーの新境地、特殊部隊が人質を奪還する動画「RELOAD 強襲奪還作戦」 - DNA

ハリウッド映画の「ラブシーン」はこういう風に撮影されている - DNA

映画「ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火」に出るはずだった「『ティーガーI戦車』の実寸大・走行可能なレプリカ」は今どこでどうしているのか判明 - DNA

映画監督のジェームズ・キャメロンだけど何か質問ある? - DNA

[字幕動画]「なぜCGを多用した映画はクソになるのか」を徹底的に解説してくれる動画「Why CG Sucks (Except It Doesn’t)」 - DNA

すさまじき自主制作、80年代アニメ風「スター・ウォーズ」の動画がすごい - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧

Twitter上のコメント一覧