アートとデザイン

70年代に「英語そっくりだけどぜんぜん英語じゃない歌」で大ヒットしたイタリア人歌手がいた


最近の歌謡曲には、歌詞に英語が入っていないものを探すのが難しいくらいですが、そのうちどうしても英語でないとダメなものというのはほとんどありません。とあるイタリアの歌手は「英語っぽい発音だけど文法的にはまったく意味が無い歌詞」という実験的な曲を作って、このことを実証しています。

この曲「Prisencolinensinainciusol」はイタリアの歌手であり作曲家のアドリアーノ・チェレンターノが作り、妻のクラウディア・モーリとレコーディングした曲。「オーライ!」以外は無意味な音で作られ、1972年11月3日にシングルとしてリリースされました。
Adriano Celentano – PRISENCOLINENSINAINCIUSOL con presentazione – YouTube

こちらは空耳的な英語字幕がついたバージョン。なんとなく英単語にはなっていますが、文として見た時にまったく意味がとれません。
Prisencolinensinainciusol with Subtitles – YouTube

当初、誰も見向きもしなかったそうですが、テレビでライブパフォーマンスを行うと一気にイタリアのチャートNo.1を獲得。それをはじめにヨーロッパ各国のチャート上位を総なめにする人気を見せたのです。

歌詞はさっぱり意味不明ですが、ユーロポップ、ファンク、ハウスなどあらゆる音楽との類似性を感じると評価されたそう。10年位してからアメリカでラップが流行した際は「世界ではじめてのラップ」とされたこともあったとか。

アドリアーノいわく「この曲のテーマは「言葉が通じない断絶」なので、その怒りを表現するため怒りを込めて発音した」そうで、そう言われるとラップに聞こえる感じもするかなぁ……というところ。ひょっとしたら「英語ならなんでもいいんだろ?」というディスも含まれているのかもしれませんね。

ソース:Prisencolinensinainciusol – Wikipedia, the free encyclopedia

It’s Gibberish, But Italian Pop Song Still Means Something : NPR

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