北欧諸国に先祖代々伝わる紋章を集めた100年以上前の書物の画像18枚
日本の家紋と同じように色・紋様・盾などのアクセサリーなどの細かい違いや組み合わせによって個人や家系、組織などを識別するヨーロッパの紋章(Coat of Arms)。1902年に発行された本「Baltischer Wappen-Kalender」に記載されている、北欧・スカンジナビア半島とヨーロッパ大陸に囲まれたバルト海に面したエストニア・ラトビア・リトアニア(バルト三国)で先祖代々受け継がれ使用されていた紋章です。
ヨーロッパの紋章は、全身を覆う鎧や兜を装着した状態でも個人を識別出来るよう盾に描かれた紋様が始まりと言われており、そのため盾を中心に描かれています。初期は王侯のみが用いたようですが、次第に貴族、そして騎士たち、さらには一般市民も用いるようになったようです。この辺りは非常に複雑な歴史と体系があり「紋章学」として研究の対象にもなっています。
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日本の戦国時代の兜っぽいデザインや動物の角や羽根などをあしらったデザインなど非常に多種多様な紋章です。ちなみに中世から近世にかけてドイツで実際に使用されていた美しい「甲冑の兜」はこんな感じになっています。
ソース:BibliOdyssey: Baltic Heraldry
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