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ボタン一発でオルガズムを得られるインプラント手術法は2001年に発見されていた


心身ともに健康なのに、オルガズムに達することができない人はたくさんいますが、そうした人の助けになりそうな手術法が2001年にすでに発見されていました。


女性のオルガズム障害は決して珍しいものではありません。女性の中には心拍数の増加や手掌の多汗などオルガズムに結びついた「共感的興奮」を不安や恐れと混同してしまい、避けようとする人がいるためです。

こうした不安や恐れを和らげる薬物は存在するものの、それらはオルガズムを遅らせる副作用があります。他にも様々な要因から、性的興奮を維持しつつ不安だけを取り除くといったアプローチには限界があります。

この問題へのブレイクスルーを発見したのはノースカロライナの外科医であるスチュアート・メロイさん。メロイさんは2001年の手術中、とある女性に電極を埋め込む際にミスをしてしまいました。すると、その女性が突然大きな声をあげはじめオルガズムに達したのです。その際女性はメロイさんに「この方法を夫にも教えて欲しい」とコメントしたとのこと。

メロイさんはこの経験をもとに、脊椎のオルガズムを誘発する神経に外部からボタン一発で通電、オルガズムに達せるようになるシステムを考案したのです。

理論上は1日に何度でもオルガズムに達することができるほか、女性だけでなく男性にも同様なデバイスが導入できるとのこと。機器を埋め込むのはかなり体に負担はかかってしまうでしょうが、オルガズム障害が深刻なものであればバイアグラのようにトライする人は多くなるだろうと考えてられています。

医学的な認可よりも、アルコールやタバコのような規制がないと所構わず何度でも……ということになってしまいそうですね。

ソース:Push-button pleasure – 07 February 2001 – New Scientist

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