アートとデザイン

[字幕動画]レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したオーパーツ的楽器「ビオラ・オルガニスタ(Viola Organista)」が復元される


15~16世紀最大の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチは絵画・彫刻といった芸術方面だけでなく、ほぼありとあらゆる学問分野で業績を残した偉人ですがそんな彼が発明した「ビオラ・オルガニスタ」もまた不思議な楽器。歴史上にいきなり現れたまさしくオーパーツ的な楽器がポーランドで復元されました。


「ビオラ・オルガニスタ」はレオナルド・ダ・ヴィンチが16世紀はじめに考案したと思われる楽器。他にも「ボーゲンクラヴィア(Bogenclavier)」や「ガイゲンヴェルク(Geigenwerk)」「クラヴァイオリン(klawiolin)」という名前で呼ばれています。彼自身のスケッチは1470年ごろに描かれていますが彼自身はこの楽器を制作せず、約100年ほどたってからドイツで作られたのが最初の1台と言われています。

現在も様々な人が残された資料から研究を進めており、日本では小渕晶男さんも復元と研究を続けています。

今回復元を行ったのはポーランドのピアニスト兼楽器研究家のSlawomir Zubrzyckiさん。3年かけて復元した楽器について発表するとともに、リサイタルも行っています。

下の「Select Language」タブから「Japanese」を選択して再生すると字幕が表示されます。動画が表示されていない場合は、何度か「F5」キーを押してページの表示を更新してみてください。

 
「ビオラ・オルガニスタ」は弦楽器と鍵盤楽器の特徴を併せ持つ非常に不思議な楽器です。

現在のピアノは響板に張られた弦を叩くことで音を出す「撥音(はつおん)楽器」で、一回叩いて出した音はそれ以上大きくすることはできず減衰していきます。一般的に一人でたくさんの音を和音にして一度に演奏することができる楽器です。

しかし「ビオラ・オルガニスタ」はこの円形の部分が回転し弦をこする「擦弦(さつげん)楽器」となっています。擦弦楽器は音を出し始めた後に音量をコントロールすることが可能です。ビオラ・オルガニスタの場合は足踏みペダルで回転させており、強く踏むことで音量が大きくなります。

いまでこそシンセサイザーなどの電子楽器で音を出しながら音程を変化させる「ピッチベンド」をやったり、ボリュームを後で調整したりするのは簡単なのですが、この必要性を既に600年近く前に見抜いていたというのはさすがの天才っぷりですね。

リサイタルの動画はこちらから。
Viola organista made by Sławomir Zubrzycki – YouTube

Viola organista. Sławomir Zubrzycki performs Abel pieces for solo viol. – YouTube

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